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高野和明著 「グレイヴディッガー」

高野和明著 「グレイヴディッガー」(講談社文庫/2005年6月刊)を読む。

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改心した悪党・八神は、骨髄ドナーとなって他人の命を救おうとしていた。

だが移植を目前にして連続猟奇殺人事件が発生、巻き込まれた八神は白血病患者を救うべく、命がけの逃走を開始した。

首都全域で繰り広げられる決死の追跡劇。

謎の殺戮者、墓掘人(グレイヴディッガー)の正体は?

圧倒的なスピードで展開する傑作スリラー巨編!

「13階段」をしのぐ圧倒的迫力!

解説:西上心太


★★★★★★・・・・(6/10)

著者の作品は「13階段」しか読んだ事はないのですが、ちょっと気になっていた作家です。

とは言え、「13階段」を読んだのが2012年なので10年も「読もうかな・・・」と思いながら躊躇していた計算ですね。

本当は第65回日本推理作家協会賞を受賞した「ジェノサイド」を読もうと思っていたのですが、最近お疲れのオジさんには上下巻は辛く、試しに本作を購入しました。

出だしは取っ付きにくいものの、3分の1ぐらい読んだあたりからエンジンがかかります。

たった1日の連続殺人事件&追われる男の逃亡劇。

正直、リアル感は薄いのですが、その分、先が見えない謎や、たたみかけるような疾走感が楽しめる作品です。

犯人の動機付けやグレイヴディッガーの説明がもう少し欲しい所でしたが、全体のバランスを考えれば、良い配分でしょうか。

面白かったです。

個人的には主人公の顔がいまいち想像できなかったのが残念でしょうか。

どれぐらいの年齢でどんな姿をしているのかが分かり辛く、悪党、悪党と言っている割にはまともな神経があったり、掴みどころがない様に思えたのが、あと一歩のめり込めない原因だったかな。

映像にすればもっと楽しめるかな?と思いながらも、実写だともっと荒唐無稽になってしまうかも。

次回は「ジェノサイド」を読もうと思いますが・・・・いつになる事やら。

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ジャンル : 小説・文学

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