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デイヴィッド・バルダッチ著 「完全記憶探偵(上)」

デイヴィッド・バルダッチ著 関麻衣子訳 「完全記憶探偵(上)」 (竹書房文庫/2016年12月第1刷刊)を読む。

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デッカーは、あらゆる記憶をDVDを再生するように取り出せる完全記憶能力を持つ探偵だ。

プロフットボールの選手だったが、試合中の事故がきっかけでこの力を持つこととなった。

競技を引退し、刑事となったのだが、愛する妻子を惨殺され、第一発見者となってしまう。

その能力ゆえに、悲惨な光景を正確に再現してしまうデッカーは、苦しみ、犯人を見つけられないまま警察を去った。

だが1年後、かつての相棒がデッカーの元を訪れた。

レオポルドと名乗る謎の男が自首してきたという。

レオポルドが拘留された日、地元の高校での銃乱射事件が起き、8人が殺された。

過去最悪の事件に、デッカーも警察の相談役として捜査に加わることになったが、やがて妻子の殺害と銃乱射事件の意外な繋がりが判明する―。

ニューヨークタイムズベストセラーリスト1位獲得の話題のミステリ、ついに日本登場!


★★★★★★★・・・(7/10)

本屋でうらすじを読み、なんとなく購入。

表紙はサイバーパンクをイメージさせますが、ちゃんとした警察小説でした。

著者のお名前は知らなかったのですが、1997年公開のクリント・イーストウッド&ジーン・ハックマン出演の映画 「目撃」の原作小説がデビュー作ですとか、映画は観ております。

ただ、出版社が竹書房なので・・・・過度な期待はしないで読み始めました。

超記憶症候群と共感覚を持つ敏腕刑事が家族を殺され、忘れる事の出来ない能力の為、失意の辞職。

ホームレスから私立探偵へと立ち直ろうとしている中、犯人が自首。

だが、動機は怨恨と語る犯人に主人公の覚えはなく、しかも供述は二転三転。

真犯人ではないと判断した主人公に元上司より、高校で起きた銃乱射事件の捜査協力の依頼。

捜査の中、銃乱射事件の犯人が主人公の家族を殺害した犯人と繋がりがある事を知る。

そして主人公の周りでまた殺人事件が起こる・・・

本文がいいのか、訳者がうまいのか、出だしより読みやすい文章でテンポも良くサクサク読めました。

忘れない主人公と言うと海外ドラマの「アンフォゲッタブル 完全記憶捜査」を彷彿させます・・・・最初の何話しか観てないけど・・・タイトルもそれを意識しているのかな。

あっと言う間に上巻読了。

今までのところ悪いとこなしで面白いです。

煽り文の「ニューヨークタイムズベストセラーリスト1位獲得」も納得できます。

さて、続けて下巻に突入します。

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◆David Baldacci 「Memory Man」 (2015/USA)

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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