荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
米国ドラマ 「ホット・ゾーン THE HOT ZONE (2019)」 【2】
無料放送をしていたドラマ「ホット・ゾーン」第4~6話を観る。

当時はまだ「エボラ出血熱」に関する正確な知識の乏しかった時代。
情報に精通した専門家もまだ少ない。
とはいえ、もしサルから人に感染すれば致死率は90%。有効なワクチンも存在しないため、いつウイルスが拡散してもおかしくない。
まさに一刻一秒を争う危機的な状況の中、自身もウイルス感染のリスクに晒されつつ、ほぼ手探りの状態で感染拡大の阻止に奔走するナンシー。
緊張感あふれるストーリー展開がスリリングだ。
しかも、意見や見解の異なる同僚たち、世間への情報漏洩を恐れる軍幹部など、登場人物それぞれの思惑が複雑に交錯し、時としてナンシーの行く手を阻む。
●第4話 「犠牲 Expendable」

サルの検疫所からようやく許可が下り、これまで誰も経験したことのない危険な任務に挑むことになったナンシー・ジャックス中佐。プロジェクトのリーダーとしてユーサムリッドでのチーム編成に向けて動き出すが、命がけの危険な任務は、家族にも不安をもたらすことになる。家族への思いが人一倍強い夫ジェリーは、妻を守る道を選ぶ。そんな中ナンシーは、師匠のウェイド・カーター博士に、裏の狙いがあるのではないかと考える。
●第5話 「隔離 Quarantine」

検査ではエボラウイルスに陽性反応が出たものの、人間の感染者にはサルに見られた恐ろしい症状が現れない。人間とサルで何かが違うのか?その原因を突き止めるべく、ナンシー・ジャックス中佐は、バイオセーフティー・レベル4で精力的に調査を行う。一方、夫ジェリーの率いるチームはウイルスの封じ込め作戦を開始。しかし検疫所で思わぬ危機に見舞われ、チームの中で最も頼りになる隊員が、命の危険にさらされることになる。
●第6話 「機密 Hidden」

困難を極めるサルの検疫所での制圧任務。ナンシー・ジャックス中佐がチームに合流するも、メンバーの疲労はピークに達していた。危険な現場での集中力低下は命取り。彼らは次々と困難に見舞われる。さらに、記者が現場に現れ、地域住民も陸軍の存在に不安げなまなざしを向ける。危険なウイルスの存在が明るみに出れば、パニックは必至。彼らはこのまま秘密裏にウイルスを封じ込め、アメリカを救うことができるのか…?
★★★★★★★・・・(7/10)

当時はまだ「エボラ出血熱」に関する正確な知識の乏しかった時代。
情報に精通した専門家もまだ少ない。
とはいえ、もしサルから人に感染すれば致死率は90%。有効なワクチンも存在しないため、いつウイルスが拡散してもおかしくない。
まさに一刻一秒を争う危機的な状況の中、自身もウイルス感染のリスクに晒されつつ、ほぼ手探りの状態で感染拡大の阻止に奔走するナンシー。
緊張感あふれるストーリー展開がスリリングだ。
しかも、意見や見解の異なる同僚たち、世間への情報漏洩を恐れる軍幹部など、登場人物それぞれの思惑が複雑に交錯し、時としてナンシーの行く手を阻む。
●第4話 「犠牲 Expendable」

サルの検疫所からようやく許可が下り、これまで誰も経験したことのない危険な任務に挑むことになったナンシー・ジャックス中佐。プロジェクトのリーダーとしてユーサムリッドでのチーム編成に向けて動き出すが、命がけの危険な任務は、家族にも不安をもたらすことになる。家族への思いが人一倍強い夫ジェリーは、妻を守る道を選ぶ。そんな中ナンシーは、師匠のウェイド・カーター博士に、裏の狙いがあるのではないかと考える。
●第5話 「隔離 Quarantine」

検査ではエボラウイルスに陽性反応が出たものの、人間の感染者にはサルに見られた恐ろしい症状が現れない。人間とサルで何かが違うのか?その原因を突き止めるべく、ナンシー・ジャックス中佐は、バイオセーフティー・レベル4で精力的に調査を行う。一方、夫ジェリーの率いるチームはウイルスの封じ込め作戦を開始。しかし検疫所で思わぬ危機に見舞われ、チームの中で最も頼りになる隊員が、命の危険にさらされることになる。
●第6話 「機密 Hidden」

困難を極めるサルの検疫所での制圧任務。ナンシー・ジャックス中佐がチームに合流するも、メンバーの疲労はピークに達していた。危険な現場での集中力低下は命取り。彼らは次々と困難に見舞われる。さらに、記者が現場に現れ、地域住民も陸軍の存在に不安げなまなざしを向ける。危険なウイルスの存在が明るみに出れば、パニックは必至。彼らはこのまま秘密裏にウイルスを封じ込め、アメリカを救うことができるのか…?
★★★★★★★・・・(7/10)
いやいや
面白かったです!
【ネタバレ注意】
結局は
今回見つかったエボラ出血熱ウイルスの変種は幸運にも人間には致命的でなかった
ってお話なのですが、そこに至るまでの過程が緊張感あふれる人間ドラマでした。
目に見えない恐怖に対し、正体がつかめる前に徹底的に対処しようとする側とパニックを恐れ正体が分かるまで隠蔽しようとする側、どちらにも理由はある。
コロナ禍の現代ではズサンに見える対応や、前例がなくて対処の仕方わからないと言うのも、実話ならではのリアルと緊張感。
1989年当時、人知れずこんなギリギリの攻防が行われていたのにも驚きました。
「モンスターは必ずまた戻ってくる」
「ウイルスは人の愛を利用する」
本作の制作はコロナ前ですが、コロナ禍の今だからこそ、この二つの言葉が印象に残った作品でした。
◆「ホット・ゾーン THE HOT ZONE」 2019年/アメリカ・TV (全6話)
原作:リチャード・プレストン 監督:マイケル・アッペンダール/Nick Murphy 製作総指揮:リドリー・スコット/マイケル・アッペンダール/デヴィッド・W・ザッカー/ブライアン・ピーターソン/ケリー・サウダーズ/リンダ・オブスト 出演者:ジュリアナ・マルグリーズ/ノア・エメリッヒ/ジェームズ・ダーシー/リアム・カニンガム/トファー・グレイス/ポール・ジェームズ
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面白かったです!
【ネタバレ注意】
結局は
今回見つかったエボラ出血熱ウイルスの変種は幸運にも人間には致命的でなかった
ってお話なのですが、そこに至るまでの過程が緊張感あふれる人間ドラマでした。
目に見えない恐怖に対し、正体がつかめる前に徹底的に対処しようとする側とパニックを恐れ正体が分かるまで隠蔽しようとする側、どちらにも理由はある。
コロナ禍の現代ではズサンに見える対応や、前例がなくて対処の仕方わからないと言うのも、実話ならではのリアルと緊張感。
1989年当時、人知れずこんなギリギリの攻防が行われていたのにも驚きました。
「モンスターは必ずまた戻ってくる」
「ウイルスは人の愛を利用する」
本作の制作はコロナ前ですが、コロナ禍の今だからこそ、この二つの言葉が印象に残った作品でした。
◆「ホット・ゾーン THE HOT ZONE」 2019年/アメリカ・TV (全6話)
原作:リチャード・プレストン 監督:マイケル・アッペンダール/Nick Murphy 製作総指揮:リドリー・スコット/マイケル・アッペンダール/デヴィッド・W・ザッカー/ブライアン・ピーターソン/ケリー・サウダーズ/リンダ・オブスト 出演者:ジュリアナ・マルグリーズ/ノア・エメリッヒ/ジェームズ・ダーシー/リアム・カニンガム/トファー・グレイス/ポール・ジェームズ
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