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クリストファー・ボー監督 「特捜部Q カルテ番号64 (2018)」 

レンタルDVDで映画「特捜部Q カルテ番号64」 を観る。

karute64obaQ (1) karute64obaQ (2)

「特捜部Q」――過去の未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署である。

「Q」が今回挑むのは、80年代に起こったナイトクラブのマダムの失踪事件。

調査によるとほぼ同時に5人もの行方不明者が出ているという。

カール警部補は大事件の匂いを嗅ぎつけ捜査に着手。

やがて、壮絶な過去を持つひとりの老女と新進政党の関係者が捜査線上に浮かび上がってくるのだが……。


★★★★★★★・・・(7/10)

前作「Pからのメッセージ」は原作小説を最初に読み、その面白さに引っ張られ映画を観ましたが、原作とは違うお話になっていて、ちょっと残念でしたね。

なので、今回は映画版を先に観ました。

正直、今までの(映画版)「特捜部Q」は帯に短し襷に何とやら。

アクション少な目のちょっとたらたらしたミステリを観たいと言うミステリファンの欲は満たしてくれるのですが、ガツンと来るほどのパンチは毎回無く、登場人物たちのキャラもそれほど立っているとは言えず、だけども全体的には面白い作品だった気がします。

ただ、それがここに来て、やっと全体的にすべての調和がとれた感じがし、本作は今までの中では一番面白く観る事が出来た映画でした。

基本は日本の旧優生保護法の問題に似た、優生思想で不妊手術を強制された女性の復讐劇とそれを追う刑事のお話。

デンマークでもこんなお話があったのですね(映画では1934年~1967年で11,000人以上とありました)。

地味ながらも残酷な内容が北欧の暗い空に相まって物語を盛り上げます。

Q_karutebanngou003.jpg

また、第1作目では分かり辛かった主人公カールと相棒アサドの関係が途中より登場したローセを通してチームワーク化し、今回はそれより一歩踏み込んだカールの心情が聞けるのがシリーズ物の面白さかな。

こちらも原作小説を読んでみたいと思います。

さて、次はレンタル最新作で「知りすぎたマルコ (2021)」を借りようと思ったのですが・・・・・

えっ!出演者変更?

やっとカールやアサドがカッコよく見えてきたのに。

おまけにネットの評価が低い。

う~ん、旧作になってから観ようかな。

◆「特捜部Q カルテ番号64 JOURNAL 64」 2018年/デンマーク・ドイツ 【118分】
監督:クリストファー・ボー 原作:ユッシ・エーズラ・オールスン 脚本:ニコライ・アーセル/ボー・Hr・ハンセン/ミケル・ノルゴート 出演:ニコライ・リー・コスカール・マーク/ファレス・ファレス/ヨハンネ・ルイーズ・スミット/ソーレン・ピルマーク

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