荒雑録ドラマW　「バイバイ、ブラックバード (2018)」　【2】

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» 2023 . 07

ドラマW　「バイバイ、ブラックバード (2018)」　【2】

レンタルDVDでドラマ「バイバイ、ブラックバード」Vol.2を観る。

“ある組織"への、多額の借金の清算として「とてもじゃないけど人間の生活が送れない」場所に<あのバス>で連れ去られるという運命が待ち受ける主人公・星野一彦。そんな星野の願いは、<あのバス>で連れて行かれる前に、5股をかけていた5人の恋人たちに会って別れを告げること。そんな彼のお目付け役として“お別れ行脚"に付き合うことになったのが、怪異な外見と毒舌を発揮する繭美。監視役の繭美と共に「大切な人にさよならを告げる」日々がスタートする…!

〇第3話
星野と繭美の“お別れ行脚”3人目のユミは、ロープ1本でビルの屋上から侵入したいという謎の欲求を持つ“1人キャッツアイ”。いつものように悪態をつく繭美に対しても動じず、星野との別れもあっさり受け入れ...。

〇第4話　
星野と繭美の“お別れ行脚”もあと2人。星野が耳鼻科で出会った那美子は、税理士事務所に勤める語呂合わせ好きの“リケジョ”。那美子にも繭美は容赦なく暴力的な言葉を浴びせ、星野は彼女をかばおうとするが...。

★★★★★★・・・・（6/10）

カミさんに

「そんな面白いか？」

と問われれば、

「それほどではない」

のですが、この“のほほん”とした面白さが伊坂作品の味なのです。

拉致・軟禁され、どこか分からない場所に送られるのに、5股をかけた女性たちに別れを告げたいと言う主人公。

「面白そうだから」と言う理由でそれを許す謎の組織。

主人公に悪態をつきながらもそれに協力する組織の監視役の大女。

現実と空想の間のような世界観の中、ひどい話なのに緊張感が無く、ほっこりするがどこかそら恐ろしい。

残りはあと2話・・・続きが気になります。

著者の他の作品のように

随所に張り巡らされた伏線から展開する予想外のラスト！！

を期待します。

◆「バイバイ、ブラックバード」 2018年／日本・TV　【全6話】
監督：森義隆　原作：伊坂幸太郎　脚本：鈴木謙一　音楽：安川午朗　出演：高良健吾／城田優／稲川実代子／北村虎雄　（第3話）　前田敦子／岡村いずみ　（第４話）　臼田あさ美／瑛蓮／笠木泉／中村無何有／宮島はるか／橋野純平／斎藤洋介

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