荒雑録北欧ドラマ　「ゾウズ・フー・キル　殺意の深層 (2011)」【2】

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北欧ドラマ　「ゾウズ・フー・キル　殺意の深層 (2011)」【2】

レンタルDVDで海外ドラマ「ゾウズ・フー・キル殺意の深層シーズン１」VOL.2～3を観る。

恐怖と謎に包まれた暴力的な連続殺人犯の捜査に当たる女性刑事と法医学精神科医の活躍を描いたクライム・サスペンスシリーズ。
舞台は高い社会福祉制度を誇っていた北欧・デンマーク。
社会福祉という迅速で効果的な干渉で、犯罪者の行動をどうにか制御できていた。
しかし近年、国力の衰退などで、社会福祉が減退し、機能しなくなってきており、その結果、伝統的な動機や行動様式に基づかない新しい形の犯罪が急に出現し始めた・・・
殺人者の暗黒面と彼らを病に至らせる妄想を知り理解し、連続殺人犯を捕まえるという任務を、女性警部補のカトリーネ・リーズ・イェンセンと法医学精神科医のトーマス・シェーファーがその任務を果たす。
この刑事とプロファイラーのコンビで難事件を解決していく。

VOL.２／第２話「偽りのユートピア」収録
VOL.３／第３話「閉ざされた世界」収録

★★★★★★★・・・（7/10）

1話完結ですが約90分のお話ですのでTVと言うより映画の連作のようです。

それだけに内容も濃くなっているし、物語も二転三転して面白い。

また、連作物らしく前回と物語が繋がっているのも見どころです・・・2話では主人公の女刑事カトリーネが前回拉致された時のトラウマで家に帰れず、警察署に寝泊まりしています。

一度は警察への協力を断った精神科医のトーマスも犯罪のプロファイリングに取り憑かれ復帰します。

また、彼女らの上司や同僚など、第1話では描かれなかった人間関係も見えて来ます。

VOL.２では「家族」を演じる連続殺人鬼、Vol.3では刑務所内で起こる連続殺人。

事件自体や捜査方法などに目新しさはあまりありませんが、そのキャラクターが物語を引っ張ってくれます。

面白かったです。

ただ、VOL.3では早くもちょっと中弛みの感があったので、次からは新しい展開が必要かな・・・と思ってしまいました。

とりあえず、全6話は全部鑑賞する予定なので、どうにかコチラ側を飽きさせずに引っ張ってもらいたいものです。

◆「ゾウズ・フー・キル　殺意の深層　シーズン１　Den som dræber - Fanget af mørket Season 1」　2011年／デンマーク　【全6話】
製作：ヨナス・アレン／ピーター・ボーズ　企画：エルセベト・イーイホルム　出演：ラウラ・バック／ヤコブ・セーダーグレン／ラールス・ミケルセン／レアゲ・ヴィンダ・アナスン／フレデリク・メルダール・ノーゴー／イーベン・ドールナ／カーステン・ビィヤーンルン／デヴィッド・デンシック／スティーネ・スティーンゲーゼ

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