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三浦しをん著 「まほろ駅前狂騒曲」

三浦しをん著 「まほろ駅前狂騒曲」(文春文庫/2017年9月第1刷)を読む。

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まほろ市は東京都南西部最大の町。

駅前で便利屋「多田便利軒」を営む多田啓介と、居候になって丸二年がたつ行天春彦。

二人のもとに、かつてない依頼が……それは、夏の間、四歳の女の子「はる」を預かること。

慣れないことに悪戦苦闘する二人に、忍び寄る「魔の手」!

まほろ市内で無農薬野菜を生産販売する「家庭と健康食品協会」の幹部・沢村。

まほろの裏社会を仕切る、若きボス・星。

地元のバス会社・横浜中央交通(横中)に目を光らす岡老人。

彼らのおかげで、二人は前代未聞の大騒動に巻き込まれる!

文庫特典 短篇「サンタとトナカイはいい相棒」収録。

〇解説・岸本佐知子(翻訳家)。


★★★★★★★・・・(7/10)

著者の第135回直木三十五賞受賞作品「まほろ駅前多田便利軒」のシリーズ第3弾で、シリーズ初の長編です。

読みたいと思っていた作品でしたが、古本屋で安くなるまでは・・・・と思って5年。

やっとの購入です。

ただ、読み始めるとやっぱり頭に思い浮かぶのは映画&TVの俳優陣。

瑛太氏や松田龍平氏、麿赤兒氏、高良健吾氏、真木よう子さんに本上まなみさん等々

そんな事も反芻しながら読みましたが

う~ん、こりゃ読む前に映画を再鑑賞したのが仇となったか。

ストーリーはほぼ忠実に映画化していた模様。

ですが、原作小説だけあって映画ではカットされた部分や主人公たちの心情の機微などが楽しめます。

映画では泣けなかった部分も原作ではボロ泣きでした(笑)。

とても面白かった。

文庫版は巻末に短編「サンタとトナカイはいい相棒」が掲載されていますが、私的にはコチラを先に読んだ方が本編ラストの余韻に浸れます。

以前に映画版を観た時は

「もうこれ以上、2人の物語は造らない方がいいのかな」

と書きましたが、本作を読んで

もう少し、この後の二人に逢ってみたい気持ちになりました。

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