荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
庵野秀明総監督 「シン・ウルトラマン (2022)」 【2】
映画「シン・ウルトラマン」を観る。

ウルトラマンの存在が公となる中、日本政府に接触した外星人ザラブは、宇宙文明の超技術を背景に不平等条約を締結しようとするが、真の目的は人類を内戦状態にし自滅させることにあった。
ザラブは陰謀を知った神永=ウルトラマンを拉致監禁し、ウルトラマンの正体が神永であることを世界中にリークする。
さらに、ウルトラマンに化けて破壊行為を行い、彼の抹殺を日本政府に提案するザラブだったが、禍特対での神永のバディ・浅見弘子に救出された神永=ウルトラマンの手で撃退される。
しかし、正体が知れ渡った神永=ウルトラマンは人間社会に居場所を失う。
新たに日本政府に接触した外星人メフィラスは、ベーターシステムによって強大な生物兵器に転用できる人類を独占管理しようと目論んでいた。
彼はベーターシステムの実演として浅見を巨大化してみせた上で、ベーターシステムを活用した人類の巨大化による敵性外星人からの自衛を提案し、日本政府にベーターシステムを供与する代わりに自らを人類の上位存在として認めさせるという密約を交わす。
一方、メフィラスは神永=ウルトラマンと接触し、禍威獣は地球に放置されていた生物兵器を目覚めさせたもので、ウルトラマンを誘き出すために自らが放ったことを明かす。
神永=ウルトラマンは地球における共闘を持ち掛けられるが、外星人による地球文明への干渉を嫌ってこれを拒絶、禍特対の協力の下、ベーターシステム引き渡しの場を急襲する。
メフィラスはウルトラマンとの戦闘を優位に進めるが、光の星からの新たな使いの出現により地球の命運を悟り、ベーターシステムを回収して撤退する。
★★★★★★★★・・(8/10)

ウルトラマンの存在が公となる中、日本政府に接触した外星人ザラブは、宇宙文明の超技術を背景に不平等条約を締結しようとするが、真の目的は人類を内戦状態にし自滅させることにあった。
ザラブは陰謀を知った神永=ウルトラマンを拉致監禁し、ウルトラマンの正体が神永であることを世界中にリークする。
さらに、ウルトラマンに化けて破壊行為を行い、彼の抹殺を日本政府に提案するザラブだったが、禍特対での神永のバディ・浅見弘子に救出された神永=ウルトラマンの手で撃退される。
しかし、正体が知れ渡った神永=ウルトラマンは人間社会に居場所を失う。
新たに日本政府に接触した外星人メフィラスは、ベーターシステムによって強大な生物兵器に転用できる人類を独占管理しようと目論んでいた。
彼はベーターシステムの実演として浅見を巨大化してみせた上で、ベーターシステムを活用した人類の巨大化による敵性外星人からの自衛を提案し、日本政府にベーターシステムを供与する代わりに自らを人類の上位存在として認めさせるという密約を交わす。
一方、メフィラスは神永=ウルトラマンと接触し、禍威獣は地球に放置されていた生物兵器を目覚めさせたもので、ウルトラマンを誘き出すために自らが放ったことを明かす。
神永=ウルトラマンは地球における共闘を持ち掛けられるが、外星人による地球文明への干渉を嫌ってこれを拒絶、禍特対の協力の下、ベーターシステム引き渡しの場を急襲する。
メフィラスはウルトラマンとの戦闘を優位に進めるが、光の星からの新たな使いの出現により地球の命運を悟り、ベーターシステムを回収して撤退する。
★★★★★★★★・・(8/10)
私も世の中も“シン・ウルトラマン熱”が冷めてきた頃なので、再度感想を書きます。
今回の映画化でアニメの「宇宙戦艦ヤマト2199」のように、子供心に疑問を感じていた部分を解消してくれるようなリアルな設定にリメイクされているかと思ったのですが、そこはそれ庵野監督、より分かり辛い設定になっていました(笑)。
とは言え、疑問は疑問でそれを受け入れていた世代なので、そこはマイナスではありません。
※なぜ怪獣や宇宙人は日本にしか現れないのか?ウルトラマンは何しに地球に来たのか?などなど
むしろちゃんと昔の「ウルトラマン」になっていたと褒めるべきでしょうか。
そのため(?)怪獣(禍威獣)出現の部分は前半だけで、後半の宇宙人(外星人)との抗争が物語のメインとなっていました(欲を言えば中間にバルタン星人を入れて欲しかったかな)。
そこの部分が庵野氏らしい解釈だと思いながらも、個人的にはもっとシンプルな方が後の「そんなに人間が好きになったのか」に繋がった気がしました。
全体に散りばめられたオマージュやトリビア的な要素は監督の “ウルトラマン愛” を感じられましたが、ゾーフィとM87星雲はやりすぎかな。
う~ん、不平不満ではないのですが、世代なだけに書いている内にいろんな事が浮かんで、収拾がつきません・・・まだ、私は興奮が冷めてないのかな。
とりあえず
世代であるオッさんが十二分に楽しめた作品なので、観て良かった映画でした・・・少なくとも私は「シン・ゴジラ」より面白かったです。
レンタルやTV放送されたらまた観るでしょうが、その時はその時で、またなんやかんや書こうと思います。
と、ともに
庵野氏自ら監督した「シン・仮面ライダー」にも期待いたします。
◆「シン・ウルトラマン」 2022年/日本 【112分】
監督:樋口真嗣 総監修:庵野秀明 原作監修:隠田雅浩 脚本:庵野秀明 撮影:市川修/鈴木啓造 音楽:宮内國郎/鷺巣詩郎 主題歌:米津玄師 出演:斎藤工/長澤まさみ/有岡大貴/早見あかり/田中哲司/西島秀俊/山本耕史/岩松了/嶋田久作/益岡徹/長塚圭史/山崎一/和田聰宏 声の出演:高橋一生/山寺宏一/津田健次郎
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今回の映画化でアニメの「宇宙戦艦ヤマト2199」のように、子供心に疑問を感じていた部分を解消してくれるようなリアルな設定にリメイクされているかと思ったのですが、そこはそれ庵野監督、より分かり辛い設定になっていました(笑)。
とは言え、疑問は疑問でそれを受け入れていた世代なので、そこはマイナスではありません。
※なぜ怪獣や宇宙人は日本にしか現れないのか?ウルトラマンは何しに地球に来たのか?などなど
むしろちゃんと昔の「ウルトラマン」になっていたと褒めるべきでしょうか。
そのため(?)怪獣(禍威獣)出現の部分は前半だけで、後半の宇宙人(外星人)との抗争が物語のメインとなっていました(欲を言えば中間にバルタン星人を入れて欲しかったかな)。
そこの部分が庵野氏らしい解釈だと思いながらも、個人的にはもっとシンプルな方が後の「そんなに人間が好きになったのか」に繋がった気がしました。
全体に散りばめられたオマージュやトリビア的な要素は監督の “ウルトラマン愛” を感じられましたが、ゾーフィとM87星雲はやりすぎかな。
う~ん、不平不満ではないのですが、世代なだけに書いている内にいろんな事が浮かんで、収拾がつきません・・・まだ、私は興奮が冷めてないのかな。
とりあえず
世代であるオッさんが十二分に楽しめた作品なので、観て良かった映画でした・・・少なくとも私は「シン・ゴジラ」より面白かったです。
レンタルやTV放送されたらまた観るでしょうが、その時はその時で、またなんやかんや書こうと思います。
と、ともに
庵野氏自ら監督した「シン・仮面ライダー」にも期待いたします。
◆「シン・ウルトラマン」 2022年/日本 【112分】
監督:樋口真嗣 総監修:庵野秀明 原作監修:隠田雅浩 脚本:庵野秀明 撮影:市川修/鈴木啓造 音楽:宮内國郎/鷺巣詩郎 主題歌:米津玄師 出演:斎藤工/長澤まさみ/有岡大貴/早見あかり/田中哲司/西島秀俊/山本耕史/岩松了/嶋田久作/益岡徹/長塚圭史/山崎一/和田聰宏 声の出演:高橋一生/山寺宏一/津田健次郎
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