荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
誉田哲也著 「ドルチェ」
誉田哲也著「ドルチェ」(新潮文庫/2014年5月)を読む。

元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。
ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。
今は練馬署強行犯係に勤務する。
その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。
翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋の金魚」)。
女子大生が暴漢に襲われた。
捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり……(「ドルチェ」)。
所轄を生きる、新・警察小説集第1弾。
【収録作品】
「袋の金魚、」「ドルチェ」「バスストップ」「誰かのために」「ブルードパラサイト」「愛したのが百年目」
解説:河合香織(ノンフィクション作家)
★★★★★★・・・・(6/10)

元捜査一課の女刑事・魚住久江、42歳独身。
ある理由から一課復帰を拒み、所轄で十年。
今は練馬署強行犯係に勤務する。
その日、一人の父親から、子供が死亡し母親は行方不明との通報があった。
翌日、母親と名乗る女性が出頭したが(「袋の金魚」)。
女子大生が暴漢に襲われた。
捜査線上には彼女と不倫関係の大学准教授の名も挙がり……(「ドルチェ」)。
所轄を生きる、新・警察小説集第1弾。
【収録作品】
「袋の金魚、」「ドルチェ」「バスストップ」「誰かのために」「ブルードパラサイト」「愛したのが百年目」
解説:河合香織(ノンフィクション作家)
★★★★★★・・・・(6/10)
姫川シリーズに続き二匹目のドジョウを狙う(?)著者の新しい女刑事シリーズ第1弾。

結構グロい描写が多い姫川シリーズに比べ、こちらは殺人事件を扱わないので全体的に優しいお話になっています。
解説でも書いておりましたが、主人公を含む登場人物たちは日常を生きる一般庶民で、そんな人たちの悲恋を描いた警察小説とも言えるかも。
ただ、短編なので事件自体も人間関係も入り組んでおらず、おまけに主人公のキャラもあまり立っていないため、姫川シリーズよりも地味な印象を受けます・・・・その分、軽くサラッと読めるのは、読者の好みが分かれるところでしょうか。
私的には面白かったのですが、やっぱり物足りなかったかな。
主人公の外見の描写がないので、部下から「かわいいです」と言われる40代の主人公が想像しにくかったです。
まぁ、いずれは映像化されるのでしょうから、そちらを楽しみにしています。
第2作目はどうやら長編の模様。
そちらはこの物足りなさを埋める事ができるのでしょうか・・・機会があれば読んでみたいと思います。

※どうやら既に映像化されているようです。
主役は松下由樹さんですか・・・・
嫌いではありませんが、「道警シリーズ」のあの酷いドラマ化を思い出してしまいます。
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結構グロい描写が多い姫川シリーズに比べ、こちらは殺人事件を扱わないので全体的に優しいお話になっています。
解説でも書いておりましたが、主人公を含む登場人物たちは日常を生きる一般庶民で、そんな人たちの悲恋を描いた警察小説とも言えるかも。
ただ、短編なので事件自体も人間関係も入り組んでおらず、おまけに主人公のキャラもあまり立っていないため、姫川シリーズよりも地味な印象を受けます・・・・その分、軽くサラッと読めるのは、読者の好みが分かれるところでしょうか。
私的には面白かったのですが、やっぱり物足りなかったかな。
主人公の外見の描写がないので、部下から「かわいいです」と言われる40代の主人公が想像しにくかったです。
まぁ、いずれは映像化されるのでしょうから、そちらを楽しみにしています。
第2作目はどうやら長編の模様。
そちらはこの物足りなさを埋める事ができるのでしょうか・・・機会があれば読んでみたいと思います。

※どうやら既に映像化されているようです。
主役は松下由樹さんですか・・・・
嫌いではありませんが、「道警シリーズ」のあの酷いドラマ化を思い出してしまいます。
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