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ダヴィド・ラーゲルクランツ著 「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女 (上)」

ダヴィド・ラーゲルクランツ著 ヘレンハルメ・美穂 羽根由訳 「ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(上)」(早川書房/2015年12月25日初版)を読む。

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雑誌「ミレニアム」を発行するミカエルたちの会社は経営危機に陥り、株式の30パーセントを大手メディア企業のセルネル社に売り渡していた。
ミカエルにも優れた記事がなく、時代遅れの記者との非難にさらされていた。
そんな彼のもとに、ある男から大スクープになるという情報が持ち込まれる。
人工知能研究の世界的権威であるバルデル教授が何か大きな問題を抱えているようなので、会ってほしいというのだ。
男の話からリスベットが関係していると確信したミカエルは、彼女に連絡を取ろうと試みる。
一方、アメリカのNSA(国家安全保障局)は、産業スパイ活動を行なう犯罪組織の関連会社からバルデルが革命的な研究成果を持ち出したため、彼の身に危険が迫っているとの情報を得る。
折しも、鉄壁の防御を誇るNSAのネットワークに何者かが侵入した!
◆訳者あとがき:羽根由


★★★★★・・・・・(5/10)

まぁ、色眼鏡で読み始めました。

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ご存知の方も多いと思いますが「ミレニアム」の作者であるスティーグ・ラーソンは50歳の若さで亡くなり、彼の書いた小説「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」「ミレニアム2 火と戯れる女」「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」は世界的に大ヒットし「ミレニアム3部作」と呼ばれていました。

その人気にあやかって出版元が続編3作をノンフィクション作家のダヴィド・ラーゲルクランツに依頼し、2015年に発刊されたのが本作です。

つまり前作のファンとしては

ラーソンの意思を無視して、出版社が勝手に、名も知らぬ作家に書かせた、無理やりの続編

って思えてしまいます(真相は分かりませんが、あくまで私感です)。

なので、本作の発刊当時は目もくれませんでした。

そしたら2018年に寝耳に水(私にとってはね)でハリウッドで映画化され上映。

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◆「蜘蛛の巣を払う女:THE GIRL IN THE SPIDER'S WEB」 2018年/アメリカ 【115分】
監督:フェデ・アルバレス 原作:ダヴィド・ラーゲルクランツ キャラクター創造:スティーグ・ラーソン 脚本:ジェイ・バス/フェデ・アルバレス/スティーヴン・ナイト 撮影:ペドロ・ルケ・ブリオッツォ 出演:クレア・フォイ/スヴェリル・グドナソン/レイキース・スタンフィールド/シルヴィア・フークス/スティーヴン・マーチャント


2011年のハリウッド版「ドラゴン・タトゥーの女」は私も好きな映画だったので、一瞬喜びましたが、よく考えると「1」の続編が「4」なんて「2」「3」はどこに行ったの?ってなりますわ。

おまけの監督も知らんし、ミカエルもリスべットも知らん役者だし。

で、結局レンタルDVDで鑑賞したのですが、これが

「1」の続編として観れば蛇足

この後にシリーズ化するつもりなら中弛みの凡作


ってトコロで、内容的にも???って箇所がいくつもありました。

そうなると今度は逆に

だったら原作小説である「4」がどんな内容なのか・・・脚本もしくは監督が悪いのか、それともやっぱり小説か?

気になって購入、読み始めました。

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