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中村文則著 「銃」

中村文則著「銃」 (河出文庫/2015年第14刷)を読む。

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「次は…人間を撃ちたいと思っているんでしょ?」
雨が降りしきる河原で大学生の西川が<出会った>動かなくなっていた男、その傍らに落ちていた黒い物体。
圧倒的な美しさと存在感を持つ「銃」に魅せられた彼はやがて、「私はいつか拳銃を撃つ」という確信を持つようになるのだが……。
TVで流れる事件のニュース、突然の刑事の訪問――次第に追いつめられて行く中、西川が下した決断とは?

「衝撃でした。より一層、僕が文学を好きになる契機になった小説」(又吉直樹氏)
「孤独は向かってくるのではない 帰ってくるのだ」(綾野剛氏)
他、絶賛の声続々! 新潮新人賞を受賞した、中村文則、衝撃のデビュー作。
ベストセラー&大江賞受賞作『掏摸(スリ)』の原点がここに!
単行本未収録小説「火」を併録。

文庫解説にかえて―「銃」「火」について/中村文則


★★★★★★・・・・(6/10)

映画は観たのですが、著者のデビュー作と聞き購入。

古本屋で購入しましたが、最近よくある2重の表紙になっていました。

どうやら、併載されている「火」が先に映画化されたようで、そのPRのための表紙のようです。

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以前に観た「銃」の映画版は、なんとなく文学の香りのする理屈っぽい作品だった気がしますが、まぁ、本作を読めば、かなり小説に忠実だった映画だと納得しました。

独白形式で進むお話は主人公のニヒリズムとともに青臭い若さを感じさせるお話。

多分、私が高校・大学の頃に読めばのめり込めた作品だと思いますが、主人公の心情が分かる分、スレたオッさんにはちょっと気恥ずかしいお話でした。

また、拾った銃に憑りつかれ身を滅ぼすお話は、はるか昔に大藪春氏の小説(あっちはもっと過激で単純ですが)で何度か読んだ事があるので、そちらを彷彿させました。

ただ、文体の美しさとデビュー作でありながら著者独特の世界観に惹かれたのは確かです。

併載の「火」も著者の暗い衝動を感じさせる作品で面白かったです。

聞けば映画版「火」は桃井かおりさんが監督だとか。

この短い作品をどのように映像化しているのか?

機会があれば観てみたいと思いました。

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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