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山田風太郎著 「忍者六道銭」

山田風太郎著 「忍者六道銭」(角川文庫/1980年6月初版)を読む。

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城の奥庭に、小童しか入れない二個の鎧櫃が置かれた。
二人の忍者は、両足を揃えてそれぞれ中に立つと、するすると櫃の中へ沈んでいき、ふたをしめた。
やがて再びふたがあき、二人の忍者が立ちあがった時、一座の人々は悲鳴に近い叫びをあげた。
二人が入れ替っていたのである! 
気に染まぬ三つの縁談に悩む美しい姫君から密命を受けた二人の筑摩組忍者は、秘伝の忍法を駆使すべく、勇躍して出かけたのだが……。
著者自らが忍者の決闘を主題にした短編を選んだ忍法帖

【収録作品】
「忍者六道銭」「摸牌試合」「武蔵忍法旅」「膜試合」「逆艪試合」「麺棒試合」「かまきり試合」「忍法甲州路」
解説:中島河太郎
定価340円


★★★★★★★・・・(7/10)

著者の作品を古本屋で見つけ、買おうとするときにいつも迷うのは

「これって読んだっけ?」

って事です。

そのため自身のブログの中に「作家別読了作品一覧」を記載しているのですが、著者の作品となると既に分からんのです。

長編は多少覚えているとして、中編・短編になると収録されている本によっては表題だけではなく作品自体のタイトルが変わっているものもありますし、何より短編ですと(好みじゃないと)覚えていないお話もありますし。

なので、佐伯俊男氏の表紙の角川文庫を主に買っているのですが、さすがに古本屋には少ないし、今まで集めた作品ももう処分してしまったもので。

こちらは札幌の「まんだらけ」で購入。

初版なので状態はかなり良くはないですが、本好きにはそれもまた一興。

もぅ、以前に読んでいても、また読めば面白いだろうって言う心境の変化(開き直り?)です。



面白かったです!

どれも荒唐無稽な決闘のお話ですが、悲哀で合ったり、不気味で合ったり、エロであったり、ユーモラスであったり、著者の作品群のバリエーションが楽しめる短編ばかり。

実在の人物、家康の次男・結城秀康や、宮本武蔵&小次郎のエピソードなども感慨深いし、大岡越前や平賀源内などの登場も歴史好きには喜ばしい。

「膜」や「麺棒」なんて「何のこっちゃ!? 」で面白い(麺棒なんて触手ものの元祖ですかね)。

「忍法甲州路」は、「この後はどうなるだろう!」と十分に期待を持たせ、いともあっさりと終わったくせに、何か妙に納得。

多分、全部初めて読んだと思いますが、何年後かに読めば、また面白いのかも。

著者の作品は定期的に読んでしまいます。

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テーマ : 歴史小説
ジャンル : 小説・文学

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