荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
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誉田哲也著 「ドンナ ビアンカ」
誉田哲也著 「ドンナ ビアンカ」 (新潮文庫/ 2016年3月発行)を読む。

虫けら同然の人生で、初めて落ちた本気の恋。
それは俺に心からの幸福と、地獄を招いた――。
大手外食企業役員と店長が誘拐された。練馬署強行犯係の魚住久江は、一課時代の腐れ縁・金本らと捜査に召集される。
だが身代金受渡しは失敗、切断された体の一部が送りつけられる。
やがて捜査線上に浮かんだのは、一人の中国人女性。
一課復帰を拒み所轄を生きる女刑事が、事件の真相を追う!
解説 「温もりと恋愛の交差点」 村上貴史
★★★★★★★・・・(7/10)

虫けら同然の人生で、初めて落ちた本気の恋。
それは俺に心からの幸福と、地獄を招いた――。
大手外食企業役員と店長が誘拐された。練馬署強行犯係の魚住久江は、一課時代の腐れ縁・金本らと捜査に召集される。
だが身代金受渡しは失敗、切断された体の一部が送りつけられる。
やがて捜査線上に浮かんだのは、一人の中国人女性。
一課復帰を拒み所轄を生きる女刑事が、事件の真相を追う!
解説 「温もりと恋愛の交差点」 村上貴史
★★★★★★★・・・(7/10)
警視庁練馬署強行犯係の女性刑事・魚住久江を主人公とする、魚住久江シリーズ第2作です。
第1作目は短編でしたがコチラは長編。
誘拐事件を捜査する主人公たちの姿と1人称で語られる男の回想録が交互に描かれ、それが交わるラストに真実が見えてくる構成。
物語としてはシンプルな作りで緊張感は薄いのですが、その分、事件に至るまでの登場人物たちの心情がじっくりと描かれています。
もともと、主人公は姫川玲子とは真逆の信念を貫く女性刑事なのでハードさやダイナミックさは無いのですが、人の優しさ温かさを感じるお話が多い。
ストロベリーナイト・シリーズですと作中に結構グロい場面が多いのですが、本作は終わってみたら死人は誰も出ていないし、どこかほっとさせてくれる読後感。
面白かったので一気読みでした。
イタリア語のタイトルは、訳せば「白い女」とでもなるのでしょうか。
登場人物の楊白瑤のピュアな心情を表しているとともに、魚住の事件に対する真直ぐさも含んでいるように思えます。
そんな「ドンナ ビアンカ」で「ドルチェ」な主人公の次回作は・・・・・まだですね、お待ちしています。
【蛇足】
本作も2020年に檀れいさん主演でドラマ化されています。
主要キャストは以下の通り。
魚住久江(檀れい)、峰岸学(鈴木伸之)、金本健一(吉田栄作)、副島孝(堀部圭亮)、村瀬邦之(山崎樹範)、楊白瑤(藤井美菜)
小説を読んだ方々にはイメージとしてはどうなのでしょう。
個人的には他の登場人物体は許容範囲なのですが、肝心な主役が・・・・

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第1作目は短編でしたがコチラは長編。
誘拐事件を捜査する主人公たちの姿と1人称で語られる男の回想録が交互に描かれ、それが交わるラストに真実が見えてくる構成。
物語としてはシンプルな作りで緊張感は薄いのですが、その分、事件に至るまでの登場人物たちの心情がじっくりと描かれています。
もともと、主人公は姫川玲子とは真逆の信念を貫く女性刑事なのでハードさやダイナミックさは無いのですが、人の優しさ温かさを感じるお話が多い。
ストロベリーナイト・シリーズですと作中に結構グロい場面が多いのですが、本作は終わってみたら死人は誰も出ていないし、どこかほっとさせてくれる読後感。
面白かったので一気読みでした。
イタリア語のタイトルは、訳せば「白い女」とでもなるのでしょうか。
登場人物の楊白瑤のピュアな心情を表しているとともに、魚住の事件に対する真直ぐさも含んでいるように思えます。
そんな「ドンナ ビアンカ」で「ドルチェ」な主人公の次回作は・・・・・まだですね、お待ちしています。
【蛇足】
本作も2020年に檀れいさん主演でドラマ化されています。
主要キャストは以下の通り。
魚住久江(檀れい)、峰岸学(鈴木伸之)、金本健一(吉田栄作)、副島孝(堀部圭亮)、村瀬邦之(山崎樹範)、楊白瑤(藤井美菜)
小説を読んだ方々にはイメージとしてはどうなのでしょう。
個人的には他の登場人物体は許容範囲なのですが、肝心な主役が・・・・

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