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ダヴィド・ラーゲルクランツ著 「ミレニアム 5 復讐の炎を吐く女(下)」

ダヴィド・ラーゲルクランツ著 ヘレンハルメ美穂/久山 葉子 翻訳 「ミレニアム 5 復讐の炎を吐く女(下)」 (早川書房/2017年12月初版)を読む。

20220828 (4)

警察は殺人事件の捜査を開始した。
釈放され自由の身となったリスベットは、ミカエルの妹アニカの協力を得て、ファリアの恋人が遂げた不審な死の真相を突き止めようとする。
一方、レオ・マンヘイメルについて調査を進めていたミカエルは、ある重要な人物を探しあて、“レジストリー”が行なっていた恐るべき研究と、リスベットの子供時代の悲惨な事実を聞き出す。
だが、殺人事件の冷酷な犯人が、彼の調査を阻止すべく密かに動きだした。
リスベットもまた、危機にさらされる。リスベットにたたきのめされて病院で治療中だったベニートが、恨みを晴らそうと脱走したのだ。
ベニートの鋭利な短剣が彼女に迫る!
果たしてリスベットはどう立ち向かうのか?そして、“レジストリー”の研究とはいったい何か?
リスベットのドラゴン・タトゥーの秘密がついに明かされる衝撃作!

謝辞:ダヴィド・ラーゲルクランツ
解説「OPENING THE CLOSED DOOR」霜月蒼(ミステリ研究科)


★★★★★★★・・・(7/10)

上巻より引き続きノンストップの展開に引っ張られ一気読み。

ファリア・カジの女性差別や暴力、レオとダンの奇数な運命などに引き込まれました・・・その分、二つを繋ぐリスベットと妹の部分が薄くなったような気がしたのが残念か。

もともとの、双子の遺伝子の実験について唐突感は拭えなかった部分があったり、個人的には慣れぬ北欧の人物名に誰が誰だか迷った部分はありましたが、今回は前作よりは数倍面白く感じました。

今回、ミカエルはイチ記者として、リスベットの相棒として、キッチリとその役目を果たしていました(相変わらずお盛んなようですが)。

エピローグのリスベットのスピーチは目頭が熱くなりました。

さて、次回は(今回影の薄かった)カミラとの対決で最終回。

株式市場を混乱させているのも彼女の仕業か?

期待いたします。

fukusyuunohonou003.jpg
◆David Lagercrantz 「Mannen Som Sökte Sin Skugga」(2017/SWE)

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ジャンル : 小説・文学

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