荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
モルテン・ティルドゥム監督 「パッセンジャー (2016)」
録画した映画「パッセンジャー」を観る。

近未来。
豪華宇宙船アヴァロン号は5000人の乗客を乗せて地球を旅立ち、遠く離れた移住地に向かって航行していた。
乗客は目的地に到着するまでの120年間を冬眠装置の中で安全に眠り続けるはずだった。
ところが、航行中のアクシデントが原因で一つのポッドが不具合を起こし、エンジニアのジムだけが目覚めてしまう。
ほどなく自分以外に誰も起きていないことに気づくジム。
それもそのはず、地球を旅立ってまだ30年しか経っていなかった。
つまり、ほかの乗客が目覚めるのは90年も先で、それはこの宇宙船の中でたった一人きりで残りの一生を過ごさなければならないことを意味していた。
それから1年が過ぎ、孤独に押し潰されそうになっていたジムは、目覚めたばかりの美しい女性オーロラと出会うが…。
★★★★★★・・・・(6/10)


近未来。
豪華宇宙船アヴァロン号は5000人の乗客を乗せて地球を旅立ち、遠く離れた移住地に向かって航行していた。
乗客は目的地に到着するまでの120年間を冬眠装置の中で安全に眠り続けるはずだった。
ところが、航行中のアクシデントが原因で一つのポッドが不具合を起こし、エンジニアのジムだけが目覚めてしまう。
ほどなく自分以外に誰も起きていないことに気づくジム。
それもそのはず、地球を旅立ってまだ30年しか経っていなかった。
つまり、ほかの乗客が目覚めるのは90年も先で、それはこの宇宙船の中でたった一人きりで残りの一生を過ごさなければならないことを意味していた。
それから1年が過ぎ、孤独に押し潰されそうになっていたジムは、目覚めたばかりの美しい女性オーロラと出会うが…。
★★★★★★・・・・(6/10)
ハリウッドでは「ブラックリスト」と呼ばれるシナリオのウェブサイトがあると聞きます。
こちらは我々が考える悪い意味での「ブラックリスト」ではなく、映画化されていない良質の脚本を対象にした評価および映画製作マッチングのプロジェクトです。
アカデミー賞を受賞した「スラムドッグ$ミリオネア」「英国王のスピーチ」「アルゴ」「スポットライト 世紀のスクープ」や以前に観た「ラースと、その彼女」「ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」などもこの「ブラックリスト」より注目され映画化された作品と聞きます。
本作もその「ブラックリスト」作品で、SF×恋愛×人間ドラマとも言える内容。
なんせ「眠り姫」がテーマでしょうから(冷凍睡眠から目覚めるヒロインの名前がオーロラです)。
ただこちらは、王子様が私利私欲で無理矢理に姫を目覚めさせたもので、それを知ってしまった姫はそれでも王子様を愛する事が出来るか?ってお話です。
彼女の人生を台無しにした王子の行動は人として許されるのか
自分が同じ立場だったら同じ事をするのか
私的にはそこが本作の一番のポイントだと踏んでいたのですが、後半は5000人の乗客を巻き込む怒涛の危機が船を襲い、二人の気持ちが整理されないまま助け合い、王子の自己犠牲によって愛が復活すると言う、ご都合主義の展開。
「おいおい、それでいいんかい!」
とツッコみを入れたくなりましたね・・・おまけにハッピーエンドですし。
結局は姫の器のデカさに王子が助けられたって解釈でいいのかな。
起こしたからこそ5,000人の乗客も助けられたんだし。
映像も音楽も美しかったので、終わりよければ全てよしで無理矢理納得します。

◆「パッセンジャー PASSENGERS」 2016年/アメリカ 【116分】
監督:モルテン・ティルドゥム 脚本:ジョン・スペイツ 撮影:ロドリゴ・プリエト 音楽:トーマス・ニューマン 出演:ジェニファー・ローレンス/クリス・プラット/マイケル・シーン/ローレンス・フィッシュバーン/アンディ・ガルシア
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こちらは我々が考える悪い意味での「ブラックリスト」ではなく、映画化されていない良質の脚本を対象にした評価および映画製作マッチングのプロジェクトです。
アカデミー賞を受賞した「スラムドッグ$ミリオネア」「英国王のスピーチ」「アルゴ」「スポットライト 世紀のスクープ」や以前に観た「ラースと、その彼女」「ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜」「オール・ユー・ニード・イズ・キル」などもこの「ブラックリスト」より注目され映画化された作品と聞きます。
本作もその「ブラックリスト」作品で、SF×恋愛×人間ドラマとも言える内容。
なんせ「眠り姫」がテーマでしょうから(冷凍睡眠から目覚めるヒロインの名前がオーロラです)。
ただこちらは、王子様が私利私欲で無理矢理に姫を目覚めさせたもので、それを知ってしまった姫はそれでも王子様を愛する事が出来るか?ってお話です。
彼女の人生を台無しにした王子の行動は人として許されるのか
自分が同じ立場だったら同じ事をするのか
私的にはそこが本作の一番のポイントだと踏んでいたのですが、後半は5000人の乗客を巻き込む怒涛の危機が船を襲い、二人の気持ちが整理されないまま助け合い、王子の自己犠牲によって愛が復活すると言う、ご都合主義の展開。
「おいおい、それでいいんかい!」
とツッコみを入れたくなりましたね・・・おまけにハッピーエンドですし。
結局は姫の器のデカさに王子が助けられたって解釈でいいのかな。
起こしたからこそ5,000人の乗客も助けられたんだし。
映像も音楽も美しかったので、終わりよければ全てよしで無理矢理納得します。

◆「パッセンジャー PASSENGERS」 2016年/アメリカ 【116分】
監督:モルテン・ティルドゥム 脚本:ジョン・スペイツ 撮影:ロドリゴ・プリエト 音楽:トーマス・ニューマン 出演:ジェニファー・ローレンス/クリス・プラット/マイケル・シーン/ローレンス・フィッシュバーン/アンディ・ガルシア
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