荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
井上昭監督 「陸軍中野学校 開戦前夜 (1968)」
映画「陸軍中野学校 開戦前夜」を観る。

昭和16年11月。
日本陸軍のスパイ、椎名次郎は香港で極秘任務を終えて帰国するが、そのころワシントンD.C.では日米交渉が決裂寸前だった。
次郎が入手した情報によれば、日米交渉が決裂し次第、日本軍が真珠湾を奇襲すると決めた御前会議の内容が、敵連合国のスパイたち、“P機関”に漏洩していたという衝撃的な事実が明らかに。
陸軍中野学校の関係者はP機関の実態をつかむべく、御前会議の出席者たちをマークするが……。
★★★★★★★・・・(7/10)


昭和16年11月。
日本陸軍のスパイ、椎名次郎は香港で極秘任務を終えて帰国するが、そのころワシントンD.C.では日米交渉が決裂寸前だった。
次郎が入手した情報によれば、日米交渉が決裂し次第、日本軍が真珠湾を奇襲すると決めた御前会議の内容が、敵連合国のスパイたち、“P機関”に漏洩していたという衝撃的な事実が明らかに。
陸軍中野学校の関係者はP機関の実態をつかむべく、御前会議の出席者たちをマークするが……。
★★★★★★★・・・(7/10)
「陸軍中野学校」シリーズ第五作。
戦争決定を決めた会議が敵国スパイ連合に漏れ、スパイの正体を突きとめるべく主人公たちが活躍する最終作ですが・・・・あれ、第4作の「密命」を飛ばしたかな?
まぁ、基本は1話完結の物語なので問題はないでしょう。

本作はタイトル通り日本が開戦に踏み切るまでの防諜活動とカウントダウン。
昔の作品なので物語の進みは遅いし、説明的な部分があったり、妙にタラタラしたアクションだったりしますが、さすがに最終作だけあってシリーズの中では1作目に次いで面白い作品でした。
ラストは無事(?)に真珠湾に攻撃をかけ勇ましい軍艦マーチが鳴り響く中、これからの日本のたどる未来を想像させます。
祖国のために命を駆けたP機関の人間たち。
日本の軍人としての責任を取る磯村。
生き残ってこれからの日本で動く主人公たち。
みな虚しさを纏いながらも国に尽くす名もなき駒。
もう少し続きを観たい気もしますが、聞けばこの後すぐに市川雷蔵氏の癌が見つかったとか。
ここで終わっているから人気シリーズなのかもしれません。
第4作「密命」も機会があれば観たいと思っています。
◆「陸軍中野学校 開戦前夜」 1968年/日本 【89分】
監督:井上昭 脚本:長谷川公之 撮影:武田千吉郎 音楽:池野成 出演:市川雷蔵/小山明子/浜田ゆう子/船越英二/細川俊之/加東大介/内藤武敏/清水将夫/久米明/内田稔/塩崎純男/木村玄/橘公子
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戦争決定を決めた会議が敵国スパイ連合に漏れ、スパイの正体を突きとめるべく主人公たちが活躍する最終作ですが・・・・あれ、第4作の「密命」を飛ばしたかな?
まぁ、基本は1話完結の物語なので問題はないでしょう。

本作はタイトル通り日本が開戦に踏み切るまでの防諜活動とカウントダウン。
昔の作品なので物語の進みは遅いし、説明的な部分があったり、妙にタラタラしたアクションだったりしますが、さすがに最終作だけあってシリーズの中では1作目に次いで面白い作品でした。
ラストは無事(?)に真珠湾に攻撃をかけ勇ましい軍艦マーチが鳴り響く中、これからの日本のたどる未来を想像させます。
祖国のために命を駆けたP機関の人間たち。
日本の軍人としての責任を取る磯村。
生き残ってこれからの日本で動く主人公たち。
みな虚しさを纏いながらも国に尽くす名もなき駒。
もう少し続きを観たい気もしますが、聞けばこの後すぐに市川雷蔵氏の癌が見つかったとか。
ここで終わっているから人気シリーズなのかもしれません。
第4作「密命」も機会があれば観たいと思っています。
◆「陸軍中野学校 開戦前夜」 1968年/日本 【89分】
監督:井上昭 脚本:長谷川公之 撮影:武田千吉郎 音楽:池野成 出演:市川雷蔵/小山明子/浜田ゆう子/船越英二/細川俊之/加東大介/内藤武敏/清水将夫/久米明/内田稔/塩崎純男/木村玄/橘公子
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