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大石圭著 「人でなしの恋」

大石圭著「人でなしの恋」(光文社文庫/2016年11月初版)を読む。

20221016001 (1)

青年医師の望月慎介が心に秘める、父の新しい妻への想い。
しかしその父は急逝し、残された妻ルナは、事故で半身が不自由な身となっていた。
彼女に尽くす日々の中、さらにつのる想い。
抑えきれない渇望に、彼はルナの面影を持つ女を探し求め、狩り始めた。
拉致、そして飼育―。
屋敷の閉ざされた部屋で、女たちの声なき悲鳴が闇に溶ける。
異形の愛を描く戦慄の書。
【あとがき:大石圭】


★★★★★・・・・・(5/10)

古本屋で軽く読めそうな小説を探していて、先日読んだ「合コンに行ったらとんでもないことが起こりました」と一緒に購入しましたが、こちらはどうでしょう。

著者の作品を読むのは初めてですが、ホラー小説や犯罪者を主人公とした作品が多いようです(映画のノベライズは読んだ事があるかな)。

タイトルは江戸川乱歩の有名な作品を彷彿させますが、裏表紙の内容紹介を読むと、もっとエログロっぽいです・・・だから購入したのですが。

読みやすく即読了。

若く美しい義母を献身的に介護しながらもに歪んだ愛情を抱く主人公。

それだけですと、純愛もしくは狂愛なのですが、他の女性にそのはけ口を求める事で狂気の行動に走ってしまうお話です。

う~ん、
文学的な表現かと思うと、場面によっては直接的な描写があり、かなりエログロ。

個人的には嫌いではないのですが、肝心な主人公も義母もどうも私的には魅力に欠け、のめり込めない所があったかな。

特にこの義母に関しての描写がいくら「美人」「美しい」と形容されても、どうも想像しにくくて・・・私のとってはおぞましい女の塊で好きにはなれませんでした。

ここにハマらなければ物語を読む上でちょっとキツイかも。

途中で主人公がどこまで暴走するのかと思いきや、そんな盛り上がりはなく、彼女の過去が謎解き部分になるのですね。

最後も“オチ”ではなく退廃的の雰囲気の中で静かに物語は終了。

どうも私には今一つのお話でした。

映像化すれば・・・とも思ったのですが、そうしたら別の場面がかなりアダルティになるので今度は観る人間を選ぶかな(笑)。

正直、本作を読むかぎりは著者の他の作品も読んでみようとは思えなかったのですが、映画「アンダー・ユア・ベッド」は観たいと思っていたので(著者原作と知りました)、そちらを鑑賞して他の作品も読むかどうか決めます。

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ジャンル : 小説・文学

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