荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
松居大悟監督 「くれなずめ (2021)」
レンタルDVDで映画「くれなずめ」を観る。

優柔不断だが心優しい吉尾は友人の結婚式で高校時代の帰宅部仲間、欽一、明石、ソース、大成、ネジと久々の再会を果たす。
文化祭で披露した赤フンダンスを披露宴の余興で満を持して繰り出すも、結果は無残にもだだスベり。
暗澹たる気持ちのまま、二次会までの3時間を持て余す6人。
そしていつしか、学生時代のくだらないことばかりが思い出されていく彼らだったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)

【いきなりネタバレ注意】
不思議な映画でした。
本作は
友人の結婚式で久々に再会したアラサー男子6人組が、ある秘密を胸に、二次会までの中途半端な時間を、高校時代の思い出とともに当時と変わらぬノリでバカ騒ぎして過ごすさまを描いた作品です。
主人公は成田凌氏演じる吉尾君(名前かと思っていましたが、苗字なんですね)。
吉尾君は物語の冒頭から登場しています。
結婚式の3日前の練習にも、学生時代のみんなの回想にも。
ですが物語の中盤頃より、衝撃的な事実が発覚します。
吉尾君はもう死んでいる。
事故なのか、病気なのか、それとも自殺なのかは不明ですが。
じゃあ、このみんなで踊ってバカ騒ぎしている吉尾君は何者なのか。
これが、映画の「シックス・センス」みたいに「見える人にだけ見える」って設定だったら、なんか演出的にも納得いくんでしょうが・・・・
途中で前田敦子さん演じる元同級生に告白して思い切り振られます。
「死んでいるから偉いの?生きてても変わんねぇんだよ!」って言われます。
この同級生は目の前にいる吉尾君の存在をどう解釈して殴ったのでしょう?
物語は後半、怒涛の暴走を始めます。
5人の前から姿を消した吉尾君は生と死を超えた存在ガルーダとなって再度現れ、5人はそれぞれの心臓を取り出します・・・書いていても意味が分かりません。
そして5人はキレイなお花畑で目を覚ますとそこには姿の見えずカバンだけが宙に浮いた吉尾君が現れ・・・・
とにかく、訳の分からない展開が続き、最後は日が暮れる夕陽を見ながら2次会に向かう5人の姿で終わります。
作中の「絶対電話出てやるからな」と言う台詞には落涙しそうにはなりましたし、観終わった後、内容的には「くれなずめ」のタイトルの意味は分かりましたが、やっぱり後半の展開にはついていけなかったかな・・・・何で5年前を繰り返すのかも理解できなかったし。
なので
前半★7つ、後半★5つとして、全体で★6つといたします。
◆「くれなずめ」 2021年/日本 【96分】
監督:松居大悟 脚本:松居大悟 撮影:高木風太 音楽:森優太 主題歌:ウルフルズ 出演:成田凌/高良健吾/若葉竜也/浜野謙太/藤原季節/目次立樹/飯豊まりえ/内田理央/小林喜日/都築拓紀/城田優/前田敦子/滝藤賢一/近藤芳正/岩松了
〇メモ/松居大悟監督映画鑑賞一覧
アフロ田中(2012年)/男子高校生の日常(2013年)/私たちのハァハァ(2015年)/くれなずめ(2021年)
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優柔不断だが心優しい吉尾は友人の結婚式で高校時代の帰宅部仲間、欽一、明石、ソース、大成、ネジと久々の再会を果たす。
文化祭で披露した赤フンダンスを披露宴の余興で満を持して繰り出すも、結果は無残にもだだスベり。
暗澹たる気持ちのまま、二次会までの3時間を持て余す6人。
そしていつしか、学生時代のくだらないことばかりが思い出されていく彼らだったが…。
★★★★★★・・・・(6/10)

【いきなりネタバレ注意】
不思議な映画でした。
本作は
友人の結婚式で久々に再会したアラサー男子6人組が、ある秘密を胸に、二次会までの中途半端な時間を、高校時代の思い出とともに当時と変わらぬノリでバカ騒ぎして過ごすさまを描いた作品です。
主人公は成田凌氏演じる吉尾君(名前かと思っていましたが、苗字なんですね)。
吉尾君は物語の冒頭から登場しています。
結婚式の3日前の練習にも、学生時代のみんなの回想にも。
ですが物語の中盤頃より、衝撃的な事実が発覚します。
吉尾君はもう死んでいる。
事故なのか、病気なのか、それとも自殺なのかは不明ですが。
じゃあ、このみんなで踊ってバカ騒ぎしている吉尾君は何者なのか。
これが、映画の「シックス・センス」みたいに「見える人にだけ見える」って設定だったら、なんか演出的にも納得いくんでしょうが・・・・
途中で前田敦子さん演じる元同級生に告白して思い切り振られます。
「死んでいるから偉いの?生きてても変わんねぇんだよ!」って言われます。
この同級生は目の前にいる吉尾君の存在をどう解釈して殴ったのでしょう?
物語は後半、怒涛の暴走を始めます。
5人の前から姿を消した吉尾君は生と死を超えた存在ガルーダとなって再度現れ、5人はそれぞれの心臓を取り出します・・・書いていても意味が分かりません。
そして5人はキレイなお花畑で目を覚ますとそこには姿の見えずカバンだけが宙に浮いた吉尾君が現れ・・・・
とにかく、訳の分からない展開が続き、最後は日が暮れる夕陽を見ながら2次会に向かう5人の姿で終わります。
作中の「絶対電話出てやるからな」と言う台詞には落涙しそうにはなりましたし、観終わった後、内容的には「くれなずめ」のタイトルの意味は分かりましたが、やっぱり後半の展開にはついていけなかったかな・・・・何で5年前を繰り返すのかも理解できなかったし。
なので
前半★7つ、後半★5つとして、全体で★6つといたします。
◆「くれなずめ」 2021年/日本 【96分】
監督:松居大悟 脚本:松居大悟 撮影:高木風太 音楽:森優太 主題歌:ウルフルズ 出演:成田凌/高良健吾/若葉竜也/浜野謙太/藤原季節/目次立樹/飯豊まりえ/内田理央/小林喜日/都築拓紀/城田優/前田敦子/滝藤賢一/近藤芳正/岩松了
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