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京極夏彦著 「今昔百鬼拾遺 鬼」

京極夏彦著 「今昔百鬼拾遺 鬼」(講談社タイガ文庫/2019年4月第1刷)を読む。

20221031001 (1)

「先祖代代、片倉の女は殺される定めだとか。しかも斬り殺されるんだという話でした」
昭和29年3月、駒沢野球場周辺で発生した連続通り魔・「昭和の辻斬り事件」。
七人目の被害者・片倉ハル子は自らの死を予見するような発言をしていた。
ハル子の友人・呉美由紀から相談を受けた「稀譚月報」記者・中禅寺敦子は、怪異と見える事件に不審を覚え解明に乗り出す。
百鬼夜行シリーズ最新作。
定価:本体690円(税別)


★★★★★★★・・・(7/10)

百鬼夜行シリーズ「邪魅の雫」を読んだのが2008年です。

「いつになったら新刊が出るんだ!」

と思いつつもすっかり忘れていた14年間(なので、その後の連作短編「百鬼夜行―陽」は・・・多分、読んでいません)。

本作を古本屋で見つけ驚き、すぐに購入したのですが・・・・

「これって、何か薄くない?」

今までのシリーズの本の厚みに比べると3分の1ぐらい?

別に厚みはどうでもいいのですが、今までが今までなので、あちらが長編とすれば、こちらは中編か?

おまけにタイトルから判断するに京極堂シリーズの番外編っぽい。

裏表紙のあらすじを読むとどうやら主人公は京極堂の妹で新聞記者の中禅寺敦子・・・私のイメージは若き日の田中麗奈さんです。

ubumenonatu001.png

「う~ん、やっぱり番外編か~」

とちょっと残念に思いながら読み始めました。

冒頭よりもう一人の女子高生が重要な役として登場するのですが、こちらは5作目の『絡新婦の理』に登場したキャラだそうですが・・・・もう20年以上も前に読んだ本、しかも脇役の登場人物なんて覚えていませんって!!

『絡新婦の理』自体うろ覚えなのに!

と文句を言いつつも、彼女自身は本作の本筋には関わらないのでそこは無視して読了。

面白かったです。

久々の百鬼夜行の京極節、「巷説百物語」や「江戸怪談」のシリーズとはまた違う趣があります。

また、今回は短いので比較的ストーリーが分かりやすいのと、所々に現代にも通ずる社会問題が織り込まれていて、若者にも受け入れやすいかと思いました。

う~ん、多分、個人的なひいき目が入っている・・・・

ただ、やっぱり、あの分厚い本編ほどの満足感はないかな。

とりあえず、続巻も読み続けます。


調べたら続編があと2作。

「今昔百鬼拾遺 河童」

「今昔百鬼拾遺 天狗」


何故か残りは角川文庫と新潮社文庫から出ているそうです(3冊とも別な出版社?)。

調べたらそれなりの事情があったらしいですが、その後にその3作が1冊となってお馴染みの講談社ノベルズから出ているとか。

いやいや、そちらを買えば良かった。

と思っても後の祭りなので

残り2作も文庫本で読みたいと思います。

imadaanndokyougoku002.jpg

※聞けば表紙のモデルは今田美桜さんだそうで・・・・そんなにお顔の知れた有名人が顔を隠した表紙なんて・・・一緒に写っている京極さん・・・さすがに老けましたね。

☞京極夏彦読了作品一覧

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