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三池崇史監督 「殺し屋1 (2001)」

映画「殺し屋1」を観る。

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少年時代からいじめられ、武術を磨くも、いまだ気弱な性格は直らず、いつもおどおどしながら暮らしているイチ。
しかし、ひとたび特製スーツに身を包むと殺人マシーンと化す。
相手にドヤされ、怖さから泣きながらも必殺のカカト落としで敵の身体を切り刻んでいく。そんなイチは正体不明のおやじ、ジジイの巧みな心理操作で殺戮を繰り返す。
一方“ピアスのマー坊”の異名をとる安生組の若頭、垣原。
その名の通り全身にピアスを開ける究極のマゾ男。
垣原は、失踪した組長がジジイに消されたとの情報からイチの存在に行き着く。
イチの残虐さに垣原のマゾの血は騒ぎ、イチとの対決に胸躍らせる……。


★★★★★★★・・・(7/10)

原作は「週刊ヤングサンデー」に連載された山本英夫氏の漫画作品です。

この方「のぞき屋」や「ホムンクルス」もそうですが・・・“変態”を描くのが得意ですね。

それを残虐・殺戮シーンに拘る三池崇史監督が映画化した、三池監督の出世作と言ってもいいバイオレンス・アクション映画。

R-18も頷けます。

20年以上前の作品ですので、出演者の皆さんが若いのも見どころですが、何よりはこの変態で残虐な物語を楽しめるかが観る側の評価が分かれるトコロでしょう。

真面じゃない人間たちしか出てこないので感情移入は無(あったら逆におかしいですよ)で、エログロシーンもまるっきり作り物として、無責任に楽しむのが正しい(?)。

所々に仕掛けられているブラックな笑いも大いに笑いましょう。

昔観た時はやっぱり原作漫画と違う部分なんかが気になってしまいましたが、今回原作漫画はほぼ忘れているので、三池版「殺し屋1」として素直に楽しめましたね。

刺激的で面白かったです。

まぁ、刺激的=面白い訳ではありませんが、刺激的は監督の映像、面白いのは漫画家のストーリーで、それが上手くマッチしていました。

ただ、やっぱり何回観ても分からないのはラストの解釈かな。

明確な説明が無いのは、これはもぅ、どうにでも考えてくれ!って監督からのメッセージですね。

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確か最初に本作を観た当時は

「この主役を演じている俳優(大森南朋氏)いったいどこの馬の骨だ?」

と思ったのを憶えています。

◆「殺し屋1」 2001年/日本・香港・韓国  【128分】
監督:三池崇史 原作:山本英夫 脚本:佐藤佐吉 撮影:山本英夫 出演:出演:浅野忠信/大森南朋/エイリアン・サン/SABU/塚本晋也/KEE/松尾スズキ/國村隼/寺島進/菅田俊/手塚とおる/有薗芳記/新妻聡
※撮影と原作者は同姓同名の別人の方と聞きます。

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