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ロバート・バドロー監督 「ストックホルム・ケース (2018)」

録画した映画「ストックホルム・ケース」を観る。

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1973年、スウェーデンの首都ストックホルム。
何をやっても上手くいかない男ラースは思い余って銀行強盗を決断、銃を手に銀行に押し入る。
幼い娘を持つ行員のビアンカら3人を人質に取り、警察との交渉で犯罪仲間のグンナーを刑務所から釈放させることに成功する。
続いて金と逃走用の車を要求するラースだったが、警察は彼らを銀行の中に閉じ込める作戦に出る。
次第に長期戦となっていく中、人質のビアンカは、実は根は優しいラースに不思議な連帯感を抱き始めるが…。


★★★★★★★・・・(7/10)

刑事ドラマやサスペンス映画のファンは“ストックホルム症候群”って言葉は聞いた事があるでしょう。

精神医学用語の一つで、誘拐や監禁などにより拘束下にある被害者が、加害者と時間や場所を共有することによって、加害者に好意や共感、さらには信頼や結束の感情まで抱くようになる現象です。

こちらは1973年にストックホルムで起きた人質立てこもり事件で、人質が犯人に協力する行動を取ったことから付いた名称だと言われています。

で、本作はその事件を、ユーモアを交えながらも緊張感あるサスペンスに仕立てた作品。

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いやいや面白かったです。

本当の事件と比べ、どこまでが事実でどこがフィクションかは知りませんが、この計画性も無く大雑把な犯人の行動とそれに協力してしまう人質の心理の根底には警察や国家権力への不信感があって、観ている側もまたこのアンチヒーローに“ストックホルム症候群”になってしまいますね。

悪人なのに悪人になりきれない犯人役のイーサン・ホークが良い味を出していました。

ただ、フィクションを軸としているせいか、全体的に事件の責任はだれにあるか?何故そのような事態になったか?だれが一番悪いのか?は語られず、おまけに犯人もそれほど悪く描いていないと言う、どっちつかずのスッキリとはしないお話ではありますが、まぁ、それは大人の事情で仕方のない事でしょうか。

ずば抜けて面白い訳ではないのですが92分間、飽きることなく程よい緊張感で観れた良作映画だと思います。

◆「ストックホルム・ケース STOCKHOLM」 2018年/カナダ・スウェーデン 【92分】
監督:ロバート・バドロー 原作:ダニエル・ラング 脚本:ロバート・バドロー 撮影:ブレンダン・スティーシー 音楽:スティーヴ・ロンドン 出演:イーサン・ホーク/ノオミ・ラパス/マーク・ストロング/クリストファー・ハイアーダール/ベア・サントス/マーク・レンドール/イアン・マシューズ

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