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ロバート・B・パーカー著「春嵐」 S-39

ロバート・B・パーカー著 加賀山卓朗訳 「春嵐」(早川書店/2011年6月初版発行)を読む。

supennsa-saisyuukai (1)

supennsa-saisyuukai (2)

【内容紹介等】

ボストンで新作映画を撮影中の人気スター、ジャンボ・ネルソンのホテルの部屋で、若い女性ドーン・ロパタが変死した。
アクの強い個性でのし上がったジャンボは決して好感度の高い男ではない。
マスコミは大騒ぎし、誰もがジャンボを殺人犯であると信じていた。
だが、クワーク警部は証拠もないままジャンボを逮捕する気はなかった。
クワークの示唆で、ジャンボの弁護士からの依頼という形で、スペンサーは事件の調査にとりかかる。
だが不愉快きわまりない人格を有するジャンボとたちまち衝突し、解雇されてしまう。依頼人がないまま、しかし看過できないものを感じたスペンサーは調査を続ける。
そしてジャンボとのいざこざの際に、ジャンボの護衛についていた一人の青年と出会った…人気スターをめぐるスキャンダラスな事件の裏には、さらなる深い闇が潜んでいた。
そしてスペンサーは、道を見失いつつあった青年を泥沼から救い上げる。

初登場から38年、圧倒的な支持を受け続けてきた人気シリーズが、ついに完結する最終作。

【訳者あとがき】 2011年・加賀山卓朗
定価:1900円+税


【点数】 ★★★★★★★・・・(7/10)

【感想・コメント】

スペンサーシリーズは全40作あると聞きますが、第37作の「Chasing the Bear」が今のところ日本では未訳なので、本作が最終巻となります。

丁寧に読もうと思ったのですが、斜め読みも速読もしないのにすぐに読み終わってしまうのは、本作の長所であり短所でもあります。

いつものごとく「安定した面白さ」と「安定した緊張感のなさ」(褒めています)。

今回より登場した「Z」くんが今後はホークの代わりとなり、ポールのごとくスペンサーのもとで成長していく(予定だった)のでしょう。

なので原題である「Sixkill」を無視し、「初秋」「晩秋」に続く(?)「春雷」と言う邦題を付けたのだと推測します・・・・いずれは「晩春」もあったのかも。

その他は目新しさや特筆すべき事はなかった今回の事件ですが、こちらとしては最後のお話なので感慨深く読了出来ました・・・ホークがいないのは残念ですが。

訳者の加賀山卓朗氏のあとがきが、我々長年の読者を代表したコメントだったと思います。

シリーズは別の作家が引き継ぐと聞いていますが、40年近くも私を楽しませてくれた著者に改めて敬意を払い感謝したいと思います。

ありがとう!ロバート・B・パーカー!
ありがとう!スペンサー!


最後なので★ひとつオマケです。

haruarasisupennsa-001 (2)
◆Robert Brown Parker 「Sixkill」 (2011/USA)

***【趣味】 本作で登場したスペンサーの銃***

〇S&W四十口径=S&W M4006
 supennsa-nojyuukifujinn38 (1)

〇三八口径の2インチ=S&W M36
 supennsa-nojyuukifujinn38 (1)
 前回と同じスペンサーの愛銃2丁

〇コルトパイソン6インチ
korutopaisonn6.jpg

 スペンサーがZに渡した拳銃。
 いつものM66でもよかったのにと思ったのですが、こっちのほうが派手でカッコいいから?


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