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ユッシ エーズラ・オールスン著 「特捜部Q - 檻の中の女 - 」

ユッシ エーズラ・オールスン著 吉田奈保子訳 「特捜部Q - 檻の中の女 - 」 (ハヤカワ・ミステリ文庫/2012年10月発行)を読む。

2022122301 (1)

【内容紹介等】

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。
とはいっても、オフィスは窓もない地下室、部下はシリア系の変人アサドの一人だけだったが。
未解決の重大事件を専門に扱う「特捜部Q」は、こうして誕生した。
まずは自殺と片付けられていた女性議員失踪事件の再調査に着手したが、次々と驚きの新事実が明らかに!
デンマーク発の警察小説シリーズ第一弾!

解説:池上冬樹(文芸評論家)
定価(本体1000円+税)

※2012年バリー賞(アメリカ)長編賞受賞


【点数】 ★★★★★★★・・・(7/10)

【感想・コメント】

本シリーズの第1作で映画版は2020年に観ております。



正直、映画版の感想は

面白いが今一つ捻りが欲しかったのと、主人公たちバディに魅力を感じなかった

って言っておりました・・・過去の私が。

ですが、今では原作小説にハマっているもので、だったらコッチも小説版を読めば感想も変わるかも

と思い期待して読み始めました・・・全1巻ですが上・下巻ぐらいの厚みがありますが。

うん、やっぱりとても面白いです。

映画の難点である、いろんな理由によって省略された場面。

現在の主人公の複雑な心情や、特捜部設立に至る経緯と駆け引き、相棒との出会い。

複雑な事件の糸口を探る地道な捜査と、主人公が絡んだもう二つの事件の顛末。

犯人を追いつめていく救出のアクション劇。

そこら辺がキチンと描かれています・・・当たり前と言えば当たり前なんですが、それがあってこそ物語の奥行きが増しますし、映画ではそれほど感じなかった主人公たちバディも魅力的に見えてくる。

中盤で犯人の動機が見えて来ますが、そこにたどり着くまでの過程がまた良い。

あえて難を言えば、犯人の動機および方法に納得や同情が出来なかった部分でしょうか。

ラストは・・・不覚にも泣いてしまいましたね。

確かに3作目、4作目を先に読んでしまった私には多少の物足りなさを残すとこではありますが、多分本書を先に読んだのなら、やっぱり面白くて続編を読むでしょうね。

tokusoubuQpujyo.jpg ※プジョー607

さて、次は2作目の「キジ殺し」を読んでローセの登場に歓喜するか

5作目の「知りすぎたマルコ」を読むか、

はたまた配役の変わった映画版の「知りすぎたマルコ」を観て文句をたれるか

いずれにしろ先が楽しみな作品であるのは間違いないでしょう。

orinonkakanoonnnasyousetukaigai.jpg
◆Carl Valdemar Jussi Henry Adler-Olsen 「Kvinden i buret」 (2007/DNK)

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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