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松本清張著 「日本の黒い霧(上)」

松本清張著「日本の黒い霧(上)」(文春文庫2005年12月第6刷)を読む。

2022122301 (3)

【内容紹介等】

占領下の日本で次々に起きた未解決の怪事件の数々。
閉店直後の銀行で毒物により堂々と12人を殺害した「帝銀事件」、現職の国鉄総裁が失踪、無残な轢死体で発見された「下山事件」、東北本線の列車が何者かの手により脱線し、3人の死者をだした「松川事件」……。
その背後には、当時日本を占領していた米国・GHQが陰謀の限りを尽くし暗躍する姿があった。
しかし、占領下の日本人には「知る権利」もなく真相を知る術もなかった。
抜群の情報収集力と推理力で隠蔽された真相に迫り、発表当時一大センセーションを巻き起こした衝撃のノンフィクション。

【収録作品】
「下山国鉄総裁忙殺論」「『もく星』号遭難事件」「二大疑獄事件 白鳥事件 」「ラストヴォロフ事件」「革命を売る男・伊藤律」
定価(本体638円+税)


【感想・コメント】

最終的には全部読むつもりですが、目的は「下山国鉄総裁忙殺論」です。

昨年読み始めた柴田哲孝著「下山事件完全版―最後の証言」の補足資料として読みました。

下山総裁他殺説の著者が本作で語っているのはGHQが事件に関与したとする「謀略説」です。

GHQ内で、GS(Government Section。民政局。軍閥・財閥の解体を進め、日本の民主化政策の中心をになった。社会党の片山 哲や、民主党の芦田 均を支えた)とG2(参謀第2部。諜報活動や検閲を担当。復古主義の吉田 茂を押し出した)の対立・主導権争いがあり、G2の下部組織が犯行に及んだと推理しました。

その理由として「日本国民の前に赤を恐れるような衝撃的な事件を誘発して見せる」ために、G2は謀略が必要であったと清張は述べ、その謀略を実行するために、G2のウィロビー部長は対敵諜報部隊(CIC)を全国的に動かし、またG2側にいたCTSのシャグノン大佐も対国労作戦にCICを利用したと推測しています。

シャグノンを黒幕とするここら辺の理由は読んでいて一部は理解できますが、正直当時の世相や雰囲気を知らぬ私などは、なぜそこまでしなくてはいけないのかが疑問の残るトコロです。

清張をはじめとする有志が「下山事件研究会」を発足し、資料の収集と関係者からの聞き取りを行い、連合国軍の関与した他殺の可能性を指摘し、「資料・下山事件」として出版しているので、そちらを読めばもっと納得するお話が出てくるのかな。

とは言え、私は別に「下山事件」を解決するために読んでいるのではなく

基本は柴田哲孝著の「下山事件完全版―最後の証言」を面白く読むために他の資料も読んでいるので

そこまで読み散らかすつもりはありません。

なので次は矢田喜美雄著の 「謀殺・下山事件」 を読んだら

「下山事件完全版―最後の証言」を読みます。

・・・・いつになるか分からんけど。

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