TVドラマ 「いちげき (2023)」

録画したドラマ「いちげき」を観る。



【内容紹介等】

大政奉還後の江戸では、薩摩藩の命を受けた浪士たちが商家などを襲う御用盗が多発していた。
薩摩藩は幕府を挑発し、武力による倒幕を目論んでいたのだ。
薩摩討つべしの小栗忠順ら好戦派を抑えつつ、穏健派の勝海舟は身元不明の武力集団を設立し、これに御用盗を対処させようと新選組の土方を通じて隊士である島田らを派遣してもらった。
島田らは高額な報酬を提示して農民を集め、ひと月の速習で刀の扱いを教え込もうとする。
しかし、勝は一か月も好戦派を抑えきれず、農民兵らが攻撃の術を覚えただけでの実戦投入を命じる。

【点数】　★★★★★★・・・・（6/10）

【感想・コメント】

宮藤官九郎氏、初めての時代劇の脚本と聞き録画。

原作は未読ですが、歴史評論家でもある著者の小説らしいので

「だったら、史実が題材なのかな・・・」と思いながら鑑賞。

題材としてはとても面白かったです。

英雄であるはずの西郷の裏面＝御用盗や、対する百姓のより集めの非正規組織。

格差の無い新時代を目指しながらも下を切り捨てる非情な勝海舟。

かなり漫画チックになっていながらも、ここら辺の展開がとても興味深かった。

ただ、全体の緊張感は薄く、アクションシーンに迫力が無いのは映画ではないので仕方のない事だろうか。

クドカン脚本なのでコメディタッチの場面が多いかと思っておりましたが、そちらはそれほどでもなく、かと言ってガッチリとした人間ドラマにもなっていないのは、個人的にはマイナスだったかな。

多分これ主役が染谷翔太氏でなければ、観る側を最後まで引っ張っていけなかったと思います。

どうやら私の好きな漫画家・松本次郎氏がコミカライズしているようなので、機会があったそっちをら読んでみたいと思います。



◆「いちげき」　2023年／日本・TVM
原作：永井義男　脚本：宮藤官九郎　演出：松田礼人　出演：染谷将太／町田啓太／伊藤沙莉／塚地武雅／岡山天音／高岸宏行／細田善彦／上川周作／西野七瀬／工藤阿須加／じろう／奥野瑛太／尾美としのり／杉本哲太／松田龍平

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