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島田荘司著 「屋上」

島田荘司著「屋上」(講談社文庫/2019年2月初版)を読む。

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自殺する理由がない男女が、次々と飛び降りる屋上がある。
足元には植木鉢の森、周囲には目撃者の窓、頭上には朽ち果てた電飾看板。
そしてどんなトリックもない。死んだ盆栽作家と悲劇の大女優の祟りか?
霊界への入口に名探偵・御手洗潔は向かう。
人智を超えた謎には「読者への挑戦状」が仕掛けられている!

解説:乾くるみ
定価:本体980円(税別)


【点数】 ★★★★★★★・・・(7/10)

【感想・コメント】

2021年に読んだ「星籠の海」が面白かったので続けて「御手洗潔と進々堂珈琲」を読みましたが、こちらは全然面白くなくて途中で挫折。

やっぱり番外編的物語は駄目だね・・・・と思い今回はコチラをチョイス。

予想より分厚いですが、まぁ、むかし著者の「眩暈」を手にした時のあの驚きはありません(当時は「眩暈」の厚さに眩暈が・・・って冗談が批評でよくありました)。

期待して読み始めました。

もともと著者の作品は本格ミステリの中に何らかの問題定義のある社会派作品が多かったのですが、昨今はそこら辺の説明的な蘊蓄が以前にも増し長~くなった気がします。

著者ほどの筆力があればもっとページを少なく出来んじゃないかな?

出だしからそんな事を感じてしまいましたが

まぁ、著者はこれでいいんでしょうね。

出だしよりどんどん広がる大風呂敷。

ある植木職人の死とそれにまつわる女優の死。

高度成長期の日本とグ●コの看板。

ある若者と挫折と中年男に起こった事件。

そしてメインとなるのは次々と人が飛び降りる銀行の屋上。

かくして事件の真相は?

って

チャップリン?サーカス?

トリックのネタバレになるので詳しくは言えませんが

今までに無いほど奇想天外な失笑トリック!

takaitoko_swwsaw-1.jpg

何となく御手洗シリーズにしてはコメディタッチだなって感じていましたが、そのせいなんですね。

こりゃ、ファンには賛否両論の作品でしょう。

個人的には嫌いでは無いのですが

試しに最初からかなりすっ飛ばして読み直しても作品的にはいけるようなので

できれば半分ぐらいの長さに収めて欲しかったかな。

purukonokannbann001.jpg

※【失笑】
 × 笑いも出ないくらいあきれる。
 〇 笑ってはならないような場で、あまりのおかしさに、思わずふき出してしまうこと。


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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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