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誉田哲也著 「オムニバス」

誉田哲也著 「オムニバス」(2021年2月初版/光文社)を読む。

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警視庁刑事部捜査一課殺人班捜査第十一係姫川班の刑事たち、総登場! 捜査は続く。人の悪意はなくらない。激務の中、事件に挑む玲子の集中力と行動が、被疑者を特定し、読む者の感動を呼ぶ。刑事たちの個性豊かな横顔も楽しい、超人気シリーズ最第10弾!

〇「それが嫌なら無人島」
青戸三丁目のマンションで女子大生が殺された事件。被疑者とされた男が別件で本所署に勾留されていたため、葛飾署の特捜本部に入っていた玲子はじりじりしていた。ようやく本所署から解放された被疑者だが、あやふやな供述で否認をくりかえす。本所署の案件が関係しているのか……。
〇「六法全書」
五日市署管内で自死した男の家から女性の腐乱死体が発見され、姫川班の刑事たちは特捜に入る。身元不明のこの女性、いったいどこから現れたのか? 自死した男との関係は? 姫川班の巡査部長・中松信哉は、所轄の若い女性警官とのコンビに苦手意識を感じながら、玲子の一足飛びの発想と迷いのない行動力を、あらためて目の当たりにする……。
〇「正しいストーカー殺人」
ストーカーが、ストーキングしていた女性に殺されたという。これが本当の「ストーカー殺人」……? 玲子たちは、身の上も、ストーカーとの関係性もほとんど語ろうとしない被疑者の正体と、殺害にいたるまでの顚末を、地道な捜査(一部、玲子の先走りアリ)で突き止めていく。彼女は、本当にストーキングされていたのか?
〇「赤い靴」
男を殺したと、若い女が自首してきた。彼女の自宅には、確かに男の死体があったが、死因は女の供述とは食い違っている。現場から押収したパソコンに入っていた大量のテキストデータを手分けして読み、取調べを担当した玲子は、彼女が「殺ってる」と言い切るが、姫川班のベテラン女性刑事・日野利美は、確信が持てないでいた。それは、決して玲子がいけ好かなくて、彼女と同じ意見を持ちたくないからではなく……。
〇「青い腕」
男を殺したと自首してきた若い女、自称ケイコだったが、身の上については一向に語ろうとしなかった。死んだ男とケイコは、どのような関係だったのか? 玲子と日野は、身元が明らかになった男の母親をたずね、心当たりがないか、再度確認することにした。いったんは「知らない」と言った母親だったが、隠していることがあるのだろうか……?
〇「根腐れ」
覚醒剤所持で自首してきた売れっ子女性モデルの取調べを頼まれた玲子。たまたま、他の班員が席を外していた関係で、相棒に指名された小幡浩一は、ミーハーな好奇心を気取られないよう必死だった。一方、そういうことにあまり興味がなさそうな玲子も、取調べでは、俳優の仕事にも進出した被疑者の出演作の批評に余念がない。これで事件の真相は明らかになるのか……?
〇「それって読唇術?」
東京地検の武見諒太に、行きつけのバーに呼び出された玲子。これは、デートなのか? それにしては、ずいぶんと待たされているが……。遅れてやってきた武見に、玲子は「武見さんが、一番耐えられないことって、なんですか」と問いかける。多少酔いが回ってきたせいもあるかもしれない。武見の返答は予想以上に長く、彼を形作っている過去の一端がうかがえる話だった……。

定価(本体1,500円+税)


【点数】 ★★★★★★★・・・(7/10)

【感想・コメント】

2021年発刊の姫川玲子シリーズ最新刊。

文庫になるまで待つか・・・・と諦めていましたが、古本屋で220円で売っていたので即購入。

文庫より単行本の方が早く安くなるので、最近は単行本を買うのが多いかな・・・売る時は安いけど。

前作「ノーマンズランド」ではサラッと流されていた姫川の事件が語られる「それが嫌なら無人島」を始めとし、今まではあまりキャラクターが見えてこなかった殺人班捜査第十一係の面々からの視点で描かれる姫川と事件群。

好きな人には安定の面白さです。

ただ個人的には、

以前の短編の完成度から比較すると

今回は物足りないかな・・・と

だからでしょうか。

最終話の「それって読唇術?」では意外な人物の名前が姫川より語られます。

次回からはあのシリーズとこの姫川シリーズを一緒にして、マンネリ化の打破を狙っているのでしょうか。

もしくは

1つの事件を姫川側から観た本シリーズと

もう一つのシリーズ側から観た事件として二つの作品に?

楽しみではありますが、ちょっと心配。

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