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原尞著「それまでの明日」

原尞著 「それまでの明日」 (早川書房/ハヤカワ文庫JA/2020年9月第1刷)を読む。

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私立探偵・沢崎のもとに望月皓一と名乗る金融会社の支店長が現われ、料亭の女将の身辺調査をしてほしいという。
が、女将は既に亡くなっており、顔立ちの似た妹が跡を継いでいた。
調査対象は女将か、それとも妹か?
さらに当の依頼人が忽然と姿を消し、沢崎はいつしか金融絡みの事件の渦中に。
「伝説の男」の復活に読書界が沸いたシリーズ長篇第5作。
文庫化に際し14年間の沈黙と執筆の裏側を語る「著者あとがき」を付記。
著者あとがき:原尞
定価(本体900円+税)


【点数】 ★★★★★★★★・・(8/10)

【感想・コメント】

期待して読み始めました。

いつもと違い、著者の最後の作品としてじっくりと読みました。

そして、とうとう、終わってしまいました。

いろんな意味で残念です。

私が期待し過ぎたのでしょうか。

正直、前作、前前作の様な感動はありませんでした。

決して面白くない訳ではない上質なハードボイルドなのですが、物語自体に覇気が足りないイメージです。

著者の年齢を考えると仕方のない事なのかもしれませんが、(たぶん)私より若いはずの主人公も他の登場人物たちも老けて見えました。

そのためでしょうか、物語に息子の様な若者が絡んでくるのは。

また、本筋とは関係ない会話や描写が多く感じられるのは、著者の心情の表れ(変化)でしょうかね。

・・・ただ、上記で感じたいくつかの疑問の答えは著者のあとがきによって説明されています。

そしてそこには、前編集担当者への謝辞と、続編へのプロットと、それに対する作者の意欲が書かれています。

タイトルは「それからの昨日」

大震災以後のこの国とそこで生きる人々を描くと書かれておりました。

本当に読みたかったです。

なので続編への期待を込めて(読めませんが)★ひとつプラスしてお別れしたいと思います。

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さらば、私立探偵・沢崎!

ありがとう、原尞!


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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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