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月村了衛著「コルトM1851残月」

月村了衛著 「コルトM1851残月」 (文春文庫/2016年4月第1刷)を読む。

coltm1857zann002.jpg

第十七回大藪春彦賞受賞作。
江戸の闇を裂いて銃撃の宴が開始される――!
熱い戦いの物語を書き続ける月村了衛、渾身の時代小説。

人呼んで〝残月の郎次〟。
昼は江戸の廻船問屋の番頭、夜は裏金融を牛耳る儀平一味の大幹部。組織のために邪魔者を消す仕事を請け負っていた郎次だが、実際に殺しを実行しているのが彼自身とは誰も知らなかった。どんなに荒事に長けた連中が相手でも、郎次が決して引けをとらなかったのは、彼には切り札があったからだ――

コルトM1851、6連発。
アメリカ製の最新式回転拳銃。

組織の跡目と目されていた郎次だったが、ある殺しを機にその運命は暗転する。裏切られ、組織を追われた郎次。残されたのはコルトM1851ただ一挺。それを手に郎次は江戸の暗黒街に絶望的な戦いを挑む!
解説:馳星周(作家)
定価(本体730円+税)


【点数】 ★★★★★★★・・・(7/10)

【感想・コメント】

趣味なので、タイトルに惹かれ購入いたしました。

著者の作品を読むのは初めて。

コルトM1851とは良い所に目を付けた。

koruto1851zanngetu001.jpg

私的には

昔観た「銀河鉄道999」に出て来た主人公の「戦士の銃」にそっくりだったので、子供の頃は憧れの拳銃でした(まぁ、本銃がモデルなのでそっくりなのは当たり前ですが)。

著者も近い年齢ですので、もしかして同じような理由で本銃をセレクトしたのかな?

ただ、知っている人には蛇足ですが

金属薬莢がまだ発明されていない時の拳銃で、6発撃ち終わった後の弾込めがかなり面倒。

そのため西部劇ではめったに出てこなく、装弾シーンも観た事がありません。

1851zanngetu005.jpg

昔の「アウトロー」って映画にこの銃が出てきましたが、クリント・イーストウッド扮する主人公は弾込めるのに手間がかかるため、両手に1丁ずつとベルトにもう1丁差して戦うシーンがあったと記憶します。

タイトルを見た時は「なんでこんな面倒くさい銃をチョイスした?」と思いましたが、読んでみるとそこが本作のミソでもあるのですね。

のっけから拳銃での殺しのシーンを持って来くるあたりはさすがの大藪春彦賞。

サムライでもヤクザでもない大店の番頭が、銃と頭を使って裏社会でのし上がっていこうとするノワール作品。

最初は取っ付きづらい部分が多々あり、途中までエンジンがかかりませんでしたが、後半はイッキ読みでした。

面白かったです。

続編があれば読んでみたいと思いましたが、どうやら本書より人気の「機龍警察シリーズ※」ってのがあるらしい。

そちらを先に読んでみてから、これからも著者を追っかけるかどうかを決めたいと思います。

期待します。

※『機龍警察』で小説家としてデビューを果たす。機龍警察シリーズ2作目『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞受賞。2013年、機龍警察シリーズ3作目『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞受賞。(Wikipediaより)

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ジャンル : 小説・文学

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