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柚月裕子著「孤狼の血」

柚月裕子著「孤狼の血」(角川文庫/2018年4月15版)を読む。

20230903001 (4)

昭和63年、広島。
所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。
飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。
やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。
衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。
正義とは何か、信じられるのは誰か。
日岡は本当の試練に立ち向かっていく――。

解説「日本ミステリ史の燦然と輝く悪徳警官小説の金字塔」茶木則雄(書評家)
定価:本体760円(税別)


※KADOKAWA「小説 野性時代」2014年~2015年連載。
※2016年日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞

★★★★★★★★・・(8/10)

【感想・コメント】

白石監督の映画の方は観ておりますが、著者の小説を読むのは初めてです。

korounoti001 (1)
映画コメント☜

ヤクザ物はあまり好きではありませんが、映画が面白かったので読んでみたいと思っていました。

古本屋で安かったので購入~期待して読み始めました。

基本的なストーリーは映画と同じですが、小説もまた良い。

大上を中心に登場人物たちのキャラが魅力的。

〇〇傘下の〇〇組のだれそれ ってのは覚えるのに面倒くさかったが、まぁ、それほど覚えていなくても物語には支障はありませんでしたね。

エンジンがかかるのに少し時間はかかりましたが、途中よりイッキ読みさせられた作品です。

う~ん、作者が女性だからと舐めてかかっていましたが、この濃厚でバイオレンスな刑事と極道の世界をよく描き切りました・・・舐めていてすみません。

悪徳警官のハードボイルドと言えば個人的には逢坂剛氏の「禿鷹」シリーズを思い出すのですが、こちらの「孤狼」の方がもっと泥臭くカッコ悪いのがカッコいいです。

何より悪徳警官にも警官としての挟持があり、守る者を持っていると言う点が読んでいる側をシビレさせます。

とても面白かったです。

読む予定の貯まっている本も多いのですが、久々に

続編がすぐにでも読みたい!

と思った小説です。

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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