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北村薫著「中野のお父さんは謎を解くか」

北村薫著「中野のお父さんは謎を解くか」(文春文庫/2021年11月第1刷)を読む。

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運動神経抜群の編集者・田川美希の毎日は、本や小説にまつわる謎に見舞われ忙しい。
松本清張の「封印」作品の真実、太宰治作品中の意味不明な言葉、泉鏡花はなぜ徳田秋声を殴ったのか……
そんな時は実家に行き、高校教師にして「本の名探偵」・お父さんの知恵を借りれば親孝行にもなる!? 
愛されシリーズ第二弾。

【掲載】縦か横か ガスコン兵はどこから来たか パスは通ったのか キュウリは冷静だったのか 『100万回生きたねこ』は絶望の書か 火鉢は飛び越えられたのか 菊池寛はアメリカなのか 解説:薮田由梨(徳田秋聲記念館 学芸員)
定価(本体680円+税)


【点数】 ★★★★★★★★・・(8/10)

【感想・コメント】

1作目の「中野のお父さん」ではそれほど感じなかったのですが

文章が凄く良い!

ベテランに向かって素人の一読者が言うのも何ですが

簡潔で分かりやすく暖かい。

最近TV番組で俳句の先生が「俳句に無駄な言葉」や「言葉の引算の美」について言っていた事を思い出させました。

そして今回は

物語も凄く面白い!

昔の文豪のお話が多いのですが中途半端な本好きでも分かり安く見事な推理。

他の推理小説とは違うのは

実話であり昔の話なので、真実は当人たちでないと分からない!

って所ですが、お父さんの推理を聞けば、それがこじつけだろうと真実だろうと読んでるコチラが信じれる所がすばらしい。

何でしょうね、もともと著者の作品は好きなのですが、前回ではハマらなかった部分が、今回は私が読んだ時の心情や好みやノリ?にピッタリハマったって事でしょうか。

著者の「夜の蝉」を読んだ時の感動が蘇りました。

とても面白かったです。

そう言えば

著者の「円紫さん」シリーズの「太宰治の辞書」。

まだ、読んでいなかったのを思い出しました。

本作の続編もそうですが、あのシリーズもまた読んでみたいと感じさせる作品でした。

※そう言いながら★8つなのは、まだまだこんなものじゃないんじゃないか?と言う期待を込めての★ひとつマイナスです。

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

tag : 中野のお父さん北村薫

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