fc2ブログ

西谷弘監督「沈黙のパレード(2022)」

BSで映画「沈黙のパレード」を観る。

tinnmokunopare-do1016 (2) tinnmokunopare-do1016 (1)

ある日、天才物理学者・湯川学のもとを警視庁捜査一課の刑事・内海薫が訪ね、捜査協力を依頼する。
発端は、行方不明になっていた女子学生・並木佐織が、数年後に遺体で見つかったという事件で、容疑者は、内海の先輩で湯川の親友でもある刑事・草薙俊平がかつて担当した少女殺害事件で完全黙秘を貫き無罪となった男・蓮沼寛一だった。
今回も黙秘のまま証拠不十分で釈放されていた。
その後、佐織が住んでいた町に戻ってきた蓮沼だったが、夏祭りのパレードの当日、何者かに殺害されてしまう。
歌手を目指していた佐織は町の人気者だったことから、蓮沼に恨みを持つ住人は家族以外にも多数おり、しかしその全員にアリバイがあった。みなが沈黙する中、事件の謎に興味を持ち始める湯川だったが…。


【点数】 ★★★★★★・・・・(6/10)

【感想・コメント】

ガリレオ劇場版としては「容疑者xの献身」「真夏の方程式」に続く9年ぶりの第3弾。

さすがに皆・・・その分老けましたね・・仕方のないトコでしょうが。

でも、あら不思議?

福山雅治さんが「まったく分からない」とか「実に面白い」とか言っちゃうと、あのガリレオに戻っちゃうし、柴咲コウさんとのやり取りも何の違和感なく観れてしまう。

今回のポイントは警察が作り出したモンスターと言う犯人と、オリエント急行を意識した容疑者たちのトリックだと(個人的には)踏んでいたのですが・・・・

【ネタバレ注意】

tinnmokunopare-doeigasoukannzu.jpg

“警察が作り出したモンスター”って言う部分はサラリと言葉だけ、黙秘で無罪になれるなら殺人犯も弁護士も苦労はしないって思ったのは私だけ?

また、容疑者側のトリックも思っていたよりも早くに暴かれ、ミステリファンとしては若干物足りない作り。

ここからは自供に追い込む心理的な描写が続くのかと思いましたが・・・・

ここでどんでん返し?

確かに物足りない気はしていましたが、そんな話をブチ込んでくるか?

これにより、被害者の印象はがらりと変わる上に、なんかちょっと・・・個人的には突き飛ばし系の殺人って、なんか物語が安っぽくなる感じがします。

そしてラストはまたもやのどんでん返し。

物語としてはここがクライマックスで一番盛り上がる部分になるのでしょうが、一回出した動機をまた引っ込めて、やっぱり犯人は殺してもいいようなクズだったって言われてもね。

物語をトリックではなく感傷的に盛り上げようとしているのは分かりますが、いろいろと詰め込み過ぎた感があり、タイトルの「沈黙のパレード」の意味も希薄になった気がします。

売れっ子東野先生もお忙しいでしょうが、第1作の「容疑者xの献身」が内容(トリック)もタイトルもシンプルでお見事だったせいで、第2作、第3作が霞んでしまうのは仕方のない事なのでしょうか。

それとも未読の原作小説を読めば「実に面白い」となるのでしょうかね。

期待した分、残念な作品でした。

◆「沈黙のパレード」 2022年/日本 【130分】
監督:西谷弘 原作:東野圭吾 脚本:福田靖 撮影:山本英夫 音楽:菅野祐悟、福山雅治 主題歌:KOH+ 出演:福山雅治
、柴咲コウ、北村一輝、飯尾和樹、戸田菜穂、田口浩正、酒向芳、岡山天音、川床明日香、出口夏希、村上淳、吉田羊、檀れい、椎名桔平

◆西谷弘監督映画鑑賞一覧
真夏の方程式(2013)、アマルフィ 女神の報酬(2009)、容疑者Xの献身(2008)、県庁の星(2006)、


ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

バナー0720

関連記事

テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

Tommy荒野

Author:Tommy荒野
2006年1月開設。
わかちゃいるけどやめられない。
そんなの綴って18年目。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
FC2カウンター
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
フリーエリア
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログ内検索
リンク