荒雑録
映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。
ヴァルディマル・ヨハンソン監督「LAMB/ラム (2021)」
配信で映画「LAMB/ラム」を観る。

人里離れた山間の土地で牧羊をして暮らす夫婦イングヴァルとマリア。
子どもを亡くして悲しみに暮れていた2人はある日、いつものように羊の出産に立ち会うも、産まれてきた子羊が普通とは違うことに気づき驚愕する。
しかし、その愛くるしさから“アダ”と名付けて、家の中で大切に育てていく。
夫婦に溺愛され、すくすくと成長していくアダだったが…。
【点数】 ★★★★★★★★・・(8/10)


人里離れた山間の土地で牧羊をして暮らす夫婦イングヴァルとマリア。
子どもを亡くして悲しみに暮れていた2人はある日、いつものように羊の出産に立ち会うも、産まれてきた子羊が普通とは違うことに気づき驚愕する。
しかし、その愛くるしさから“アダ”と名付けて、家の中で大切に育てていく。
夫婦に溺愛され、すくすくと成長していくアダだったが…。
【点数】 ★★★★★★★★・・(8/10)
【感想・コメント】
何かで予告編をみて「こりゃ観たい!」と思っていた作品です。
アマプラで見つけて鑑賞しました。
アイスランドのホラー・ミステリーもしくは宗教的寓話か。
静かに淡々と進むストーリーと北欧の暗く重い空と相まった登場人物たちの心理描写。
上手いですね。
作中は忘れていましたよ。
出だし羊小屋に何かが入ってくるシーンと、あの子が何故生まれたのかって事を。
ただ単に
子供を失った夫婦に起こった不思議な物語として観ていました。
だからこそ、あのラストで驚きましたし「あぁ、そうか!」って腑に落ちました。
その後の母親の表情などは、それを踏まえて観るといろんな解釈が出来ますし、子供を連れて行った彼らの事に想像を膨らませる余韻を残します。
面白かったです。
最初は子どものビジュアルがちょっと不気味に思えたのですが、登場人物の叔父さんよろしく、途中よりとても愛らしく思えてくるのは製作者側の策略にのせられたようでチト悔しいです(猫を抱いた姿がカワイイ)。
前半、子どもの姿を見せずに物語が進むのに、予告編で後姿を出していたのはもったいなかったですね。

◆「LAMB/ラム」 2021年/アイスランド、スウェーデン、ポーランド 【106分】
監督:ヴァルディマル・ヨハンソン 脚本:ショーン、ヴァルディマル・ヨハンソン 撮影:イーライ・アレンソン 音楽:ソーラリン・グドナソン 出演:ノオミ・ラパス、ヒルミル・スナイル・グドゥナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン、イングヴァール・E・シーグルソン
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

何かで予告編をみて「こりゃ観たい!」と思っていた作品です。
アマプラで見つけて鑑賞しました。
アイスランドのホラー・ミステリーもしくは宗教的寓話か。
静かに淡々と進むストーリーと北欧の暗く重い空と相まった登場人物たちの心理描写。
上手いですね。
作中は忘れていましたよ。
出だし羊小屋に何かが入ってくるシーンと、あの子が何故生まれたのかって事を。
ただ単に
子供を失った夫婦に起こった不思議な物語として観ていました。
だからこそ、あのラストで驚きましたし「あぁ、そうか!」って腑に落ちました。
その後の母親の表情などは、それを踏まえて観るといろんな解釈が出来ますし、子供を連れて行った彼らの事に想像を膨らませる余韻を残します。
面白かったです。
最初は子どものビジュアルがちょっと不気味に思えたのですが、登場人物の叔父さんよろしく、途中よりとても愛らしく思えてくるのは製作者側の策略にのせられたようでチト悔しいです(猫を抱いた姿がカワイイ)。
前半、子どもの姿を見せずに物語が進むのに、予告編で後姿を出していたのはもったいなかったですね。

◆「LAMB/ラム」 2021年/アイスランド、スウェーデン、ポーランド 【106分】
監督:ヴァルディマル・ヨハンソン 脚本:ショーン、ヴァルディマル・ヨハンソン 撮影:イーライ・アレンソン 音楽:ソーラリン・グドナソン 出演:ノオミ・ラパス、ヒルミル・スナイル・グドゥナソン、ビョルン・フリーヌル・ハラルドソン、イングヴァール・E・シーグルソン
ブログランキングに参加しています!
FC2 Blog Ranking

- 関連記事
-
- フィリップ・ラショー監督「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー (2021)」 (2023/11/13)
- ヴァルディマル・ヨハンソン監督「LAMB/ラム (2021)」 (2023/11/08)
- キャリー・ジョージ・フクナガ監督「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ (2020)」【4】 (2023/10/03)
コメント
コメントの投稿
トラックバック