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貴志祐介著「我々は、みな孤独である」

貴志祐介著「我々は、みな孤独である」(角川春樹事務所/ハルキ文庫/2022年5月第1刷)を読む。

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探偵・茶畑徹朗の元にもたらされた、「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼。
前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子だったが、調査を進めるにつれ、次第に自分たちの前世が鮮明な記憶として蘇るようになる。
果たして犯人の正体を暴くことはできるのか? 誰もが抱える人生の孤独――死よりも恐ろしいものは何ですか。
鬼才がいま描く、死生観とは。著者7年ぶり熱望の傑作長篇。

巻末付録 貴志祐介インタビュー(『ランティエ2020年11月号』)インタビュー:池上冬樹
定価(本体740円)+税


【点数】 ★★★★★★・・・・(6/10)

【感想・コメント】

著者の作品を読むのは9年ぶり。

もともとは「黒い家」でシビれ「十三番目の人格 ISOLA」「天使の囀り」「青の炎」「鍵のかかった部屋」と読んで、映画化された「悪の教典」で最後だったかな。

個人的には当たりはずれのある作家さんと思っています。

出だしより魅力的な謎が提示され、広げた大風呂敷をどのように回収するのかが気になって、一気に読了いたしました。



ミステリの謎解きではなく

SFもしくはオカルト的な解釈の結論。

なので一応、お話としては完結していますが

他のいろんな出来事は何も終わっていない感じ。

まぁ、こんな結論が出ちゃたら、後はどうでもいいって思っちゃうかもしれないしね。

ジャンル分け不可の読む人を選ぶ小説。

個人的には好きだけど、このオチならもうちょっと短くても良かった気がしました・・・・途中、ちょっと飛ばし読み。

まあまあ面白かったかな。

ただ、しばらくは著者の作品は読まなくともいいかも。

多分本作は・・・・映像化にはならないでしょうね・・・・いろんな意味で。

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

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