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月村了衛著「機龍警察 自爆条項(上)」

月村了衛著「機龍警察 自爆条項(上)」(ハヤカワ文庫JA/2014年5月第5刷)を読む。

jibakuyoukouue0012.jpg

軍用有人兵器・機甲兵装の密輸事案を捜査する警視庁特捜部は、北アイルランドのテロ組織IRFによるイギリス高官暗殺計画を掴んだ。
だが、不可解な捜査中止命令がくだる。
首相官邸、警察庁、外務省、そして中国黒社会の暗闘の果てに、特捜部の契約する〈傭兵〉ライザ・ラードナー警部の凄絶な過去が浮かび上がる。
極限までに進化した“至近未来”警察小説、戦慄と驚愕の第二弾。

第33回(2012年)日本SF大賞受賞。
定価(本体700円+税)


【点数】 ★★★★★★★・・・(7/10)

【感想・コメント】

「完全版」もありましたが、あえてコチラを購入。

前回も書きましたが、個人的には小説の[完全版]とか、映画の[ディレクターズカット版]とかは、売れたから出した後出しジャンケンのような気がして好きではありません。

売れたのも賞を獲ったのも本作でしょうから、読む側としても最初は([完全版]ではない)本作を読むのが正しいと勝手に思っています。

第1作がそこそこ面白かったので、日本SF大賞受賞の2作目(上巻)を読みましたが

こりゃ面白いわ!

今回は敵がIRFなので登場人物の元IRFテロリスト・ラードナー警部の過去が絡んで物語が展開します。

アイルランド紛争には詳しくはない私でもこのディテールの描き込みには脱帽。

と、言うのも

本作を「巨大ロボットが出てくるSF警察物」とちょっとナメてかかっていた自分がいたのかな。

ただの警察の独立部隊の事件簿ではなく、内閣官房、外務省、経済産業省をも巻き込み事件が大きくなって行く過程や利を優先する官僚との駆け引きなども興味深い。

これはSFよりも対テロの本格警察小説と言っても過言ではないかも。

上巻は、事件が前作の事件と繋がりがあると分かる場面で終わっています。

もしかして

前作はこれから起こる事件のプロローグだったのか?!

下巻に期待します。

Tactical Machine Pistol
※出だしでテロリストが使ったステア―TMP

M629v6.jpg
※ライザの愛銃 S&W M629Vコンプ

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テーマ : SF
ジャンル : 小説・文学

tag : 月村了衛機龍警察小説機甲兵装

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