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石持浅海著「殺し屋、やってます。」

石持浅海著「殺し屋、やってます。」(文春文庫/2020年1月第1刷)を読む。

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コンサルティング会社を営む男、富澤允。
彼には、650万円の料金で人殺しを請け負う「殺し屋」という裏の顔があった。
ビジネスライクに「殺し」を請け負い、危なげなく仕事をこなす富澤だが、標的の奇妙な行動がなぜか気になり、仕事の度にその謎を推理してしまう―。
殺し屋が解く日常の謎シリーズ、開幕!!

収録作品「黒い水筒の女」「紙おむつを買う男」「同伴者」「優柔不断な依頼人」「吸血鬼が狙っている」「標的はどっち?」「狙われた殺し屋」 解説:細谷正充(文芸評論家)
定価(本体730円+税)


【点数】 ★★★★★★★★・・(8/10)

【感想・コメント】

「機龍警察 自爆条項(上・下)」を読み終わり、次は待ちに待った「特捜部Q―知りすぎたマルコ―(上・下)」を読もうか、はたまたドラマを観たので「ナイト・マネージャー(上・下)」か?と迷った挙句

長編の後の小休止としてコチラの短編を選択。

著者の作品は初期の「クローズド・サークル+会話の謎解き」にハマり続けて何冊も読みましたが、結構当たり外れがあって・・・けど好きな作家です。

石持浅海読了作品一覧☜

期待して読み始めました。

本作は殺し屋が探偵役として日常の謎を解く変わった推理小説

一般人として生活する主人公の殺し屋が連絡係の相棒から殺しの依頼を受け、ターゲットになる人間の周辺調査をする内にその行動に疑問を抱き・・・ってのが基本パターン(後半は違うけど)。

短い物語ですが起承転結がはっきりとして読みやすい上に

とても面白い!

主人公は依頼内容により殺害を実行したり断ったりするのですが、殺しの実行犯である彼は依頼人を知る事もターゲットに深く関わる事もありません。

なので、謎が生じてもそれは推理であり、実際に何があったかは証明しません。

本作は「真実はひとつ!」では無く、「たぶんこんな理由だろう」で終わる、著者らしい会話形式のミステリ

解説でも書いていた様に「殺し屋」と「日常の謎」と言う真逆な組み合わせが、これまた逆にちょっとリアルな日常を醸し出しています。

だからと言ってユルくユーモラスな作品ではなく、程よい緊張感と主人公の根底に殺し屋としてのクールさがあるのも魅力的です。

いや~続きが読みたい。

解説によれば続編が発刊されてるようで、機会があればすぐにでも読んでみたい作品です。

これって

だれか映像化を考えた方がいいんじゃない?

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

tag : 石持浅海ミステリ小説

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