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熊澤尚人監督「隣人X 疑惑の彼女 (2023)」

配信で映画「隣人X 疑惑の彼女」を観る。

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故郷の星を追われた惑星難民Xが、すでに日本にも入り込んで日常生活を送っているとの疑惑が高まり、人々の間に不安と動揺が広がっていた。
そんな中、Xに関するスクープを狙う週刊誌記者の笹は、X疑惑のある女性・良子の正体を暴くべく、身分を隠して彼女に近づいていく。順調に距離を縮めていったものの、いつしか良子に対して本物の恋心を抱いてしまう笹だったが…。


【点数】 ★★★★★★・・・・(6/10)

【感想・コメント】

原作は未読・・・申し訳ありませんが著者のお名前も存じませんでした。

聞けばフランスで問題となっている移民政策に着想を得たとか。

異星人の移民と言う点では南アフリカ共和国で行われていたアパルトヘイト政策をヒントとしたアメリカ映画「第9地区 (2009)」を彷彿させます。

個々の存在が不明瞭で他人の目からしか存在理由を見いだせない現代の人間を風刺した社会派SF・・・なのかな。

う~ん、俳優陣は良かったし、それなりに面白かったのですが、ちょっと中途半端に感じてしまった部分が・・・

社会派として差別批判などのテーマを深刻にするのでしたら、こんなあやふやなモノではなく、もっとキッチリした設定を立てて欲しかったです。

最初に触れた人をコピーするのは理解できましたが、それに対し政府への申請や人としての戸籍の発行など諸手続きはどうなっているのでしょうか。

またコピーされた人に対しての承諾や保護(版権と言ってみいいかも)は?

もともとのお話、政府はXの人数や居場所を把握して隠しているのか、それとも把握できたないのに許しているのか、だとすれば刑法的にどう処罰するのかなどなど・・・。

本作ではそこら辺を「差別」や「愛」などのキレイな言葉でごまかしている気がしてしまいました。

また、どうせ異星人の“なりすまし”なんて荒唐無稽なお話なので、どうせならもっと曖昧に、もっと馬鹿々々しく演出して観ている側を煙に巻くぐらいの展開にしても良かったと思います。

本質としては“X”とか“宇宙人”じゃなくてもいいお話だからこそ、そこを観ている側にハッキリと説明できる作りじゃなきゃいけない気がしましたね。

結局最後は、誰が地球人で誰がXなのか分からなかったので。

・・・まぁ、それが製作者側の狙いだとしたら見事にハマってるのですが。

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※脇役にお笑い芸人を使うのは止めませんか?もし、どうしても使いたいのでしたら主役か準主役で!

◆「隣人X 疑惑の彼女」 2023年/日本 【120分】
監督:熊澤尚人 原作:パリュスあや子 脚本:熊澤尚人 撮影:柳田裕男 音楽:成田旬 主題歌:Chilldspot 出演:上野樹里、林遣都、ファン・ペイチャ、野村周平、川瀬陽太、嶋田久作、原日出子、バカリズム、酒向芳

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