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入院中読書【06】 ユッシ・エーズラ・オールスン著「特捜部Q―自撮りする女たちー(下)」

入院のため持ってきたユッシ・エーズラ・オールスン著 吉田奈保子訳 「特捜部Q―自撮りする女たちー(下)」(早川書店/ハヤカワ・ミステリ文庫/2019年11月発行)を読む。

20240502honn (3)

福祉大国デンマークで社会制度の甘い汁を吸う女たち。
あの手この手で補助金を不正受給する彼女らへの憎悪が限界に達したソーシャルワーカーのアネリは、轢き逃げ計画を実行する。
一方、新旧双方の事件の関連性を捜査するQのカールとアサドのコンビだが、とうとう失踪してしまったローセのことも放ってはおけず……。
同時進行するバラバラの事件にQはどう立ち向かうのか? 
北欧警察小説シリーズの最高峰。

解説―まだ《特捜部Q》を知らないあなたに:霜月蒼 (ミステリ研究家)
定価(本体860円+税)


【点数】 ★★★★★★★・・・(7/10)

【感想・コメント】

前回の「吊るされた」に比べ今回は事件の展開が早い早い。

① 国の社会制度の甘い汁を吸う自撮りする女たち(=クソ女たちと解釈して良いのかな?)の犯罪。

② 不正受給する彼女らへの憎悪が限界に達したソーシャルワーカーの暴走。

③ 過去の撲殺事件に酷似している現在進行形の老女撲殺事件の捜査への介入。

④ ローゼ救済の為、彼女の父親の事故についての隠密捜査。


そこに、気に食わん上司の特捜部Qの廃止案とやつれたモーナの姿、せっつく元上司と

カールもアサドも忙しいっちゃありゃしない(あぁ、ゴードンもね)。

ですが①②はコッチのそうさが遅れてもあれよあれよと言う間にみんな自ら破滅に向かって突き進み自滅、最後は③に繋がります。

これは・・・今回一番重要な④「ローセ問題」に集中できるための作者から特捜部Qに対しての心遣いか?

相変わらず面白い!

愛すべき癖強キャラたちに、リアルと架空のバランスの取れたストーリー、陰鬱で残酷な事件なのに爽快感の残るラスト。

前回よりも良かったのですが

う~ん、ただ本作はやっぱり「特捜部Q」を知っているファンが最後のシーンで涙するお話しかな・・・初めて読んだ読書には「なんこっちゃ?」って部分が無い訳でもない。

そういう意味では本来★8つなんですけど・・・・

ruga-p08001s02.jpg
※作中の「拳銃08」

※誤訳?ガンマニアから言わせていただければリボルバーの拳銃には安全装置はありませんけど。

jidorisuruonnnatatijyou (1)

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

tag : 北欧ミステリ小説特捜部Q

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