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出崎統監督「ブラック・ジャック (1996)」

入院中、BSで放送していたアニメ映画「ブラック・ジャック」を観る。

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1996年のオリンピックで驚異的な新記録が次々に打ち立てられ、世界は「超人類の出現!」と囃し立てる。
それら「超人類」たちの活躍は芸術や科学の分野にもおよび、世界は「超人類」たちのおかげで飛躍的な進歩を遂げようとしていた。
しかし同じ時、ブラック・ジャックは90才の老人のように使い古された内臓を持つ少女の死に立ち会い、愕然となる。
超人類たちとこの少女との間に隠されていた陰謀の魔の手が、真相を突き止めようとするブラック・ジャックへと伸びてきた。

【点数】 ★★★★★・・・・・(5/10)

【感想・コメント】

原作:手塚治虫となっておりますが完全オリジナル作品で、正直、手塚テイストは皆無です。

B・Jファンはまるで別のお話として観た方がいいかも。

本作は1993年~2011年に製作された出崎監督のOVAの流れを汲む作品でちょっと大人向けのテイスト。

作画や演出もアニメ映画「あしたのジョー2」「SPACE ADVENTURE コブラ」「ゴルゴ13」に近いものがあります。

私自身、出崎演出&杉野キャラの大ファンでありますが、この作品に関しては懐疑的です。

絵はリアルで抜群に上手いのですが「B・J」にそれが必要なのか。

burakkujyakkueigahann (3)

物語も「超人類」「人工授精」「人体実験」「医療倫理」と「人権」などが語られますが、「超人類」以外の目新しさはありませんし、悪く言えばよくあるパターン。

可もなく不可もなく思い切り盛り上がる事も無く、最後まで淡々と物語は続きます。

正直、後半は広げた大風呂敷を収められないまま、大仰なメッセージで無理矢理締めた気がしました・・・製薬会社やその会長がどうなったのかも描かれておりませんので。

OVAの中にはもっと面白いエピソードがあった気もします。

雨の街角のラストシーンは映画「ゴルゴ13(1983)」のラストを彷彿させて、思わずニンマリしましたね。

個人的には褒めたいのですが、「B・J」としては正解だったのか疑問の残る作品。

私の世代ではブラック・ジャックの声は古くは伊武雅刀さん、野沢那智さんなどが演じた事があるのですが、大塚明夫さんの声を見つけただけでもこのOVAシリーズは成功だったと言えるのかもしれません。

◆「ブラック・ジャック」 1996年/日本・アニメ【93分】
監督:出崎統 原作:手塚治虫 脚本:出崎統、森絵都 キャラクターデザイン:杉野昭夫 作画監督:杉野昭夫 撮影、野口肇、高橋プロダクション 音楽:鈴木清司 主題歌:山根麻以 声の出演:大塚明夫、水谷優子、涼風真世、星野充昭、井上喜久子、若本規夫、折原愛、青森伸
※1996年毎日放送コンクールアニメーション映画賞受賞

burakkujyakkueigahann (1) burakkujyakkueigahann (2) ※映画チラシ

◆出崎統監督映画鑑賞一覧
ブラック・ジャック FINAL(2011)、ゴルゴ13 QEEN BEE(1998)、ブラック・ジャック (1996)、エースをねらえ!ファイナルステージ(1989)、1ポンドの福音(1988)、ゴルゴ13(1983)、SPACE ADVENTURE コブラ(1982)、劇場版あしたのジョー2(1981)、劇場版エースをねらえ!(1979)


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tag : 邦画アニメオリジナルビデオ

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