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入院中読書【28】 東野圭吾著「使命と魂のリミット」

院内にあった東野圭吾著「使命と魂のリミット」(角川文庫/2022年12月第52刷)を読む。

20240420eigagazouta (3)

「医療ミスを公表しなければ病院を破壊する」
突然の脅迫状に揺れる帝都大学病院。
「隠された医療ミスなどない」と断言する心臓血管外科の権威・西園教授。
しかし、研修医・氷室夕紀は、その言葉を鵜吞みにできなかった。
西園が執刀した手術で帰らぬ人となった彼女の父親は、意図的に死に至らしめられたのではないかという疑念を抱いていたからだ・・・。
あの日、手術室で何があったのか?
今日、何が起こるのか?
大病院を前代未聞の危機が襲う。
※2006年作品
定価:本体720円(税別)


【点数】 ★★★★★★★・・・(7/10)

【感想・コメント】

出だしは病院・医療のお話なので病名や病状、対する医療行為など説明が多い分、多少の面倒臭さは感じました・・・タイトルも何か仰々しいし。

ただ早い段階から、研修医である主人公が死んだ父親の執刀医である教授に疑念を持ちながらも指導を受けている状況や大学病院の内情を探るあらしい男の行動などが描かれているので、途中で挫折することなく読み進められました。

とは言え、まぁ一番の理由は著者の物語に引き込む上手さと読みやすさなんですけど。

中盤、犯人が本格的に工作の実行を仕掛けてくるあたりよりコチラもエンジンがかかり最後までイッキ読みです。

とても面白かったです。

医療ミステリ、復讐劇、人間ドラマとすべてにバランスが良く、読む人を惹きつけて離さないまさにエンタメ小説です。

・・・なので、人間関係の“偶然”が多いのには目を瞑りましょう(笑)。

著者に上手く乗せられたと思いながらも、やっぱり登場人物それぞれに(いろんな面で)感動しちゃうんですよ。

おまけに枝葉であるはずの医療現場で働く人たちの重みと尊さ、タイトルにある「使命」と「魂」など、いろいろと考えさせられて、そりゃもう、病室のベッドで一人涙するオッさんの誕生ですわ。

さすが昨今の東野作品、素晴らしい。

20240420eigagazouta (8)008

映像化したら?と思ったら2011年既にドラマ化されているとは。

主演は石原さとみ、教授は舘ひろし・・・・個人的にはちょっと観る気が失せたかな。

刑事役は吹越満さんだそうですが、読んでいる途中で私が想像した刑事役は安田顕さんでした。

yasukennnokeijiinnpeisousa.jpg BY 隠蔽捜査

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ジャンル : 小説・文学

tag : 小説ミステリサスペンスドラマ

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