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入院中読書【30】 東野圭吾著「毒笑小説」

院内にあった東野圭吾著「毒笑小説」(集英社文庫/2008年6月第25版)を読む。

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塾にお稽古に家庭教師にと、VIPなみに忙しい孫。
何とかゆっくり会えないものかという祖父の訴えを聞いて、麻雀仲間の爺さんたちが“妙案”を思いつく・・・。
前代未聞の誘拐事件を扱った「誘拐天国」をはじめ、毒のある可笑しさに満ちた傑作が1ダース!
名作「怪笑小説」に引き続いて、ブラックなお笑いを極めた、会心の短編集。
「笑い」追求の同志、京極夏彦との特別対談つき。

【掲載作品】 誘拐天国、エンジェル、手作りマダム、マニュアル警察、ホームアローンじさん、花婿人形、女流作家、殺意取扱説明書、つぐない、栄光の証言、本格推理関連グッズ鑑定ショー、誘拐電話網
巻末特別対談/京極夏彦VS東野圭吾「守れ、笑いの牙城。めざせ、『お笑い』ルネッサンス!」
※1996年作品
定価:本体600円+税


【点数】 ★★★★★・・・・・(5/10)

【感想・コメント】

多分、昔々に読んでいると思いますので、斬新さには欠けました。

面白いのですが著者の理屈っぽさと言うかキチンとした所が逆に爆笑のネックに感じる短編集。

著者の名作「名探偵の掟」や「名探偵の呪縛」などは逆にその面倒くささが良かったのですが、本作品群に対しては著者が馬鹿々々しい事をやっているはずなのですが、著者の真面目さがそれを阻んでいるような気がしました。

作中の「毒」に関してもどこか品の良さを感じ、私的にはもっと下品で下世話でも良かったと・・・それじゃ東野作品にならないか?

また、やはりお笑いは生ものですので、この28年前のネタにはすでに賞味期限が切れていると感じるモノもちらほら。

巻末特別対談もね、言っている事には共感するのですが、やっぱり今読むとその内容にも古臭さを感じてしまします。

せっかく大御所になった今だからこそ、対談のラストで言っていた「どうした東野圭吾!?」って言われるようなお馬鹿で猛毒のあるお話を描いてもよいのでは?

少なくとも私は応援致します。

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テーマ : ミステリ
ジャンル : 小説・文学

tag : 小説ミステリコメディ

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