荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

ブルース・ウィリス主演 「16ブロック」

レンタルDVDで「16ブロック」を観る。

16ブロック1

NY市警のジャック・モーズリー刑事は、かつて捜査中の事故で足を負傷、今では酒浸りの冴えない日々を送っていた。
夜勤明けのある日、彼は上司から証人エディ・バンカーを16ブロック先の裁判所まで護送してほしいと頼まれる。
15分もあれば終わる仕事と説得され渋々引き受けたジャック。
ところが、車で移送する途中、エディが何者かに襲われる。
間一髪でエディを助け出したジャックは、バーに身を潜め応援を要請する。
しかし、そこに現れた同僚刑事フランクの口からは、意外な事実が告げられるのだった…。



16ブロック2


主人公の刑事が、ふとした事から大きな事件に巻き込まれると言う構図は、ブルース・ウィリスの映画「ダイ・ハード」のパターン。
それに「裁判所までの容疑者の護送」や「ハメられた主人公が警官隊の中をバスで突っ込む」なんてのはクリント・イーストウッドの映画「ガントレッド」を髣髴させる。
な〜んか、どこかで見たようなシチュエーションの多い映画ではある。
だが、本作が他のアクション映画と違うのは、主人公の刑事が無敵の正義のヒーローでは無く、おちぶれた老刑事と言う事。
腹が出ていて、ハゲで(・・・これはもともとか・・・)、脚が悪く、アル中。
目は充血し、顔は真っ青、始終具合が悪そうで、ちょっと走っただけでもすぐバテる。
エディでなくとも、「誰か他の人と変わってくれ」と思いたくなるような刑事が、地味ながらもリアルな逃走劇を繰り広げる。
派手なアクションは少ないが・・・これが、なかなか緊張感があって良いのだ。
また、狭い地域の中での限られた時間と言う設定もスリルを盛り上げる。
相手の裏をかこうとする頭脳戦もあったりしてと、なんだか目が離せないのだ。
おまけに、アクションだけではなく、全体を通して語られる「人は変われるのか?」と言うテーマがラストシーンで思わぬ感動を与える。
う〜ん、有名俳優が出ているのに、これほど地味な作品になったのは監督のせいだろうが、こんな寄せ集めのようなストーリーをこれだけ面白くしたのも監督の手腕だろうな。

期待しないで観ると、とても楽しめる娯楽作品。

■「16ブロック:16 BLOCKS」 2006年/アメリカ
監督:リチャード・ドナー 脚本:リチャード・ウェンク
出演:ブルース・ウィリス/モス・デフ/デヴィッド・モース/ジェナ・スターン/ケイシー・サンダー

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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

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この記事のコメント

こんにちわトミーさん♪♪♪

>こんな寄せ集めのようなストーリーをこれだけ面白くしたのも監督の手腕だろうな。

どのシーンもデジャブのような、どことなく見掛けた事のあるようなシーンで(笑)。
が、そこを面白く加工できる所が、この監督の老練な腕の見せ所でしたね。
思い掛けないめっけ物でありましたよ。
2007-07-16 Mon 17:10 | URL | カゴメ #-[ 編集]
カゴメさん、コメントありがとう御座います!!
話題作が面白くない最近では、こんな”めっけ物”がとてもうれしく思えます。

ただ、
めったに会えないので”めっけ物”なんですけどね。
2007-07-17 Tue 21:39 | URL | 荒雑人 #-[ 編集]

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