荒雑録

映画、小説、漫画他、個人的趣味の感想、記録。

松本人志監督 「大日本人」

レンタルDVDで「大日本人」を観る。

大日本人 1.


ひっそりと平凡に暮らす大佐藤は、6代目大日本人として防衛庁から不定期に依頼される仕事で生計を立てていた。
しかし以前とは違い、大日本人に対する世間の目は厳しく、活躍の場も次第に減っていた。
そんなある日、いつものように防衛庁の命を受けた大佐藤は、電変場に向かいある儀式を行うのだが…。



大日本人2


本作はヒーロー世代の監督が、ヒーローの日常をリアルに淡々と語ろうとした作品なんだろう。
が、SFとも特撮物とも、ましてやコメディ作品とも言いがたい本作は、まさに“松本人志”と言うジャンルの映画である。
本編は出だしからドキュメンタリーの形式をとっているのだが、インタビューに答える“主人公”は「大佐藤」と言う名の人物ではなく“主人公を演じる松本人志”にしか見えない。
おまけに役者の選択、登場人物たちの設定、物語の展開、どこをとっても“松本人志”であり、良くも悪くも彼にしか撮れない作品だろう。
ともすれば、彼自身がTVで演じるコントの延長になってしまうところだが、全体的に黄色身を帯びた画面やゆっくりとした展開、ちょっとだけ金をかけたCG等が映画としての体裁をかろうじて残している。
万人にウケるわけは無く、ただ単に監督の世界観が好きか嫌いかで評価が分かれる作品だろう。
私はなかなか面白かった。
ワクワクしたり、大笑いする場面は少ないが、私のツボにはうまくハマった作品だ。

ラスト前まではね。

う〜ん、どうしてあんなラストにしたのだろう。
前半シリアスにしすぎた監督のテレなのか、最後は投げちゃったのかはわからんが、私には理解不能。
本作を2度は観れないと思うのは、全てこのラストのせいだよな。
楽しめる作品ではあるが最後に欲求不満が溜まる映画である。

あぁ、これは
すごく期待して観に行ったビートたけし監督の「みんな〜やってるかい」を見終わった後の感覚に似ているな・・・。

■「大日本人」 2007年/日本
監督:松本人志 脚本:松本人志/高須光聖 
出演:松本人志/竹内力/UA/神木隆之介/海原はるか/板尾創路/街田しおん

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テーマ:DVDで見た映画 - ジャンル:映画

邦画 | コメント:2 | トラックバック:1 |
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この記事のコメント

明けてしまいましたが、おめでとーございます♪♪♪

>ラスト前まではね。

そうですね、なんであんなんラストにしちゃったんだろ?
映画として見たら、確かに粗忽な作りなんですが、あのラストの前まではとても面白かっただけに残念。
カゴメが観る所、あのラストは故意犯的というか、
最初から構想としてああだったように思えますね。
松本人志は映画作家向きではないんでしょうね、やっぱり。
2008-01-03 Thu 22:47 | URL | カゴメ #-[ 編集]
カゴメさん、明けましておめでとうございます。
TBありがとうございます。

あんなふうに書きましたが、最近は
「もう一度、観ないと監督の真意が分からないのではないか?」
と思い始めています。
TVでは放映しないと思いますが、DVDが通常料金になったら借りようと思ってます。
2008-01-05 Sat 18:26 | URL | 荒雑人 #-[ 編集]

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2007-12-18 Tue 09:04 プレサーチ
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